冬期講習と年越し
先日、H先生に次いで、女性のO先生もデビューされ、なんだか、それぞれの個性を発揮されつつ、指導をしてくださっている。
冬期講習は、四人で、行っている。
受験生は追い込みの時期。
櫻井は、当然鬼の櫻井。ドS度を増している。
が、所詮、根が鬼になり切れないので、先日は、中三クラスで、かなり怒ったふりをしたが、その後男子は、和気藹々となんだか楽しそうである。
今、楽しがられてもね!と思いながら、それでも、日々、厳しさを増している。いや、増したふりをしている。
中三は、本当に四人の専門性を活かして、あれこれ意見を出しつつ授業をしている。
高3生は、こちらが厳しく言うより先に、めちゃくちゃ頑張っている。毎日朝から晩までずっと自習室で頑張って勉強している。こちらが勢いに負けそう・・・。
先日は、高1Uくんの個別の指導中、数Ⅰの指導をしていて、思い立って、センター数学を解いてもらった。ついでに高3K君にも解いてもらって、なかなか複雑で、今、復習する機会があってよかったな、と思った。
次の日、O先生に報告。こういう問題を、毎日、ちょっとずつ私が復習の手助けをすることにする。
私とUくんは、競って問題を解いていた、という、面白い構図。あれこれ話し合いながら、ああだ、こうだ、と解法を見つけていく。数学の喜び、ここに至れり!という感じ。年々、私は、数学に魅せられていく。理系のUくんに、ちょっぴり助けられながら、二人で解いていた。O先生によると、結構難しい問題だったらしく・・・。でも、丁寧に解いて行ったら、三平方が使えるから、今度、中三でも扱ってみようと、思ってたんです、なんて、私は楽しんでしまっている。県立入試までには、難問に唸ってもらって、解けた暁には、「これ、センター試験数学よっ!と言ったら、すごく自信がつくでしょうね。」と話していた。
こういう意地悪をときどきやってみる。意地悪しといて、頑張らせて、喜ばせるのが楽しかったりする。
どうも、中三は、高三の勢いに押され気味のよう。
まだまだ受験勉強本番ではないのかな?と思ってみたりする。もう少し厳しくしてみよう。
今日は、楽しい差し入れがあった。
受験生にと、素敵なラッピングの福袋のようなお菓子のセット。
ご期待に応えて頑張ってほしい。
中三の生徒のご要望、お雑煮は、ちょっと無理かなあ・・・、と思っていたのだけれど、さっきセンター用の教材を買い足しに行ったときに白みそを入手してきたので、明日、作れるかもしれない・・・。
どうなることやら。
ついでにカップのおそばを買ってきて、一応年越しそば。
夕方、さて、そろそろセンター対策をしよう!と思っていたら、なんだか、外に車が・・・。
なんと、お節料理の差し入れ。
先生、作ってる時間もないだろうから・・・、と。
なんでわかったんですかー?ととぼけたことを言ってる私。嬉しくて嬉しくて、小躍りしている。本当に嬉しい。今まで作るの専門だったのに、こうして、できなくなると、ちゃんとお世話してくださる人がいらっしゃるのだなあ、と感激してみたりして・・・。
お忙しいのに、休暇に、私の分まで作ってくださったのだなあ、と涙が出てくるほど嬉しくなる。
生徒と、すごーい!と感心していた。とってもきれい。心のこもったお節料理。味わっていただきます!
先日は、おばあちゃんの手作り、とかぶらずしを差し入れしてくださった。
思わずパクパク一人で食べてしまった。誰にもあげなかった。
もう一つ、誰にもあげない、贈り物があった。
太郎さんからのお歳暮。コンサルタントさんの太郎さん。
先日、実は、二回ほど食事をして(二人とも忙しいから、深夜に及んだ会見?)、先生、全力で仕事してくださいよ!と怒られたのだった。
「ふつうは、僕の立場でこんなこと言えないんですけどね・・・。」と親身になって、話を聴いてくれて、それから、私の鬼メールの話になった。
12月に入る前、ちょっぴり相談事があって、メールをしていたら、それが、太郎さんの商談中に、チン、チン、となるのだそうである。しかも、ものすごい勢いで、絶妙のタイミングで、チン、チン、となるらしく、非常に面白かったらしい。
その速さがおかしかったらしく、「櫻井先生の鬼メール」と命名された。
本人は、それなりに、悩んで相談していたのに、その、チン、チン、と鳴る鬼メール、と言われたら、なんだか、すごーく客観的に見えて、自分でも可笑しくなってしまったのである。私の人生は、いつも、そんなもんで、数日、めちゃくちゃ悩んでいても、2,3日後にはすっかり忘れていることが多い。
生徒からも、私のメールの速さには定評があり、私とのやり取りは、途中でついていけなくなって、諦めるか、面倒くさくなるらしく・・・。この話が出るたび、生徒は大笑いをする。
チン、チン、とメールしながら仕事できるんやったら、その労力を仕事に向けてください、ということらしく・・・。
だから、メールしながら、ちゃんと仕事してたやないですか?と言うと、だから、その分仕事をしろ、というわけで、年明け、受験が終わってからの仕事を新たに振られた・・・。
また、仕事増やされて・・・。
でも、太郎さんと話したら、悩んでいたことが、ぶっ飛んでしまった。
この太郎さん、人生経験はすごいが、実は、とっても若い・・・。
で、富山大好きは、私と一緒。
太郎さんは、お歳暮に、まるで私の好みを知っていたかのように、大阪の高島屋の、懐かしい包装紙にくるまれた、おいしい、ピーチとアップルの瓶入りのジュースを贈ってくれたのである。
実は、高島屋の包みには、思い出がある。
昔、テレビで、「バラの包みの高島屋ー♡」とCMソングが流れていたのを、私は、何を勘違いしたのか、「トラの包みの高島屋―♡」と歌っていて、母に笑われ、訂正されたのだった。
だいたい、そのころから、おかしなキャラだったようで・・・。