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最近結構あれこれバシッと言ってます。ー文転させてしまった話


まだまだ夏期講習は続いています。

正直、受験生たちを導いていて、まだまだだな、と思っているので、どうしても指導を詰めてしまいます。

この夏は、教材選定と成績チェックと抜けのチェック、そしてまた教材選定の連続でした。


今日嬉しいことに、英語がかなり乗ってきたかな?と思っていた生徒が古文が楽しくなってきたそうで嬉しかったのです。正直、英語が一番間に合うか心配だったのに、先日は「正直最近、国語の方が苦手な感じで、古漢がやばい・・・。」と言っていたのですが、8月初めに自学自習用に選んだ古文の教材は思いのほか合ったようで、最近は古文が乗ってきたようです。

指導中に解説もするのですが、ああ、できるようになったなあ、と思っていました。


教材との出会いは大事です。その子その子によって合うか合わないかは違うし、指導者側も自分が教えて安いものを選びますが、こちらは何とでもなるものの、レベルやその子の抜けを埋めるのに、ちょうどいい教材に合ったとき、国語の場合は特によい効果があります。英語もそういう面があります。

なんだか本屋さんに行かず直感で選んだのに、バッチリ合った!ということがあります。

本当に今回はそういう出来事です。正直、今はなんとか合格するだろうと思っています。


それからこの夏理系の男子を文転させることにしました。

数学Ⅲや物理が重そうで、それなら数学を使って、私立三教科なり、公立大学を受験するなりして、文系三教科で頑張った方がその生徒さんの伸びを期待できるし、明確な進路についての志望があったので、それなら就職時に選ぶことにして、とりあえず文系で大学に入って、その資格試験に向けて頑張ってもらう方向にしようと思いました。


それを提案した時の生徒の顔は晴れ晴れとして、重荷が降りたように乗り気でした。

よほど重たかったのでしょう。結構な難関大を目指していました。

将来を考えたとき、まるで山を登るように、どういう生き方があるか?今の自分、現状を考えてどうすれば目標にたどり着けるか?ということを考えて、それはよく言われるようにヘリコプターで頂上まで行くか、ロープで登るか?(そんな方法があるのだろうか?)、それとも地道にコツコツと山道を登っていくか?といろいろありますが、同じ山道を登るのでも自分の登りやすい道を選べば一番頂上までたどり着く可能性は高くなるものです。

理系の方が負担が大きくなるのであれば文系に転じるのも今ならまだ間に合います。


よく私は私の立場ではなかなか言うことが難しいことを言うと言われます。

もしドライに付き合っていいなら、はっきりは言いませんが、親御さんにしろお子さんにしろ、ここ、と決めて通ってきてくださるのだから、やはり最大限目標に近づくことができるようにアドバイスするのが本業だと思っています。

だからこその個別指導であろうし、クラス指導もほぼほぼ個別指導でありながら、でも一人ひとりとしっかりと向き合いたい。この一人ひとりとしっかり向き合うという言葉の中身こそ難しいわけで、その子の状態を見てどうアドバイスするかも入っていると思っています。

同じ偏差値でも、その生徒によって、その性質によって、伸び方や勉強の仕方として得意な分野とそうでない分野によって掛ける言葉は違ってきます。


それに相性ということも少なからずあります。

何が原因してか、もし指導者を信頼できなかったら、それはあまり効果的ではなくなります。

ときにタイミングの問題もあるのですが。

そういうときも率直に話します。

大事な生徒さんの進路に関わることなので。

そのお子さんの状態から、教室に来てもあまり効果がないと判断した場合は率直にお伝えしています。

私がそう表現しない間は、私は家の教室が一番合ってるだろうと判断しているということになります。

これはあくまで私の判断ですが。


どちらにせよ、一緒に受験まで走るのに、不安材料があったり、あるいはともに走れないと思ったら、それはよくありません。


正直、受講料をいただいております。

決して簡単なものではありません。

その受講料が無駄になりそうな場合は率直に言います。

少なくとも受験に対する価値観を何とか合わせることができ、共に必死に合格を目指すことのできる生徒さんに集まっていただいております。

生半可な気持ちで受験を目指してはおりません。

ここ数年で、やっと出た結論です。


私にとって、コロナ禍は、その前年からあれこれ考えて教室運営を考えていたときに、ちょうどあったことでした。

学校が休校になり、毎日代わりに指導していた頃もあれこれ考えましたし、自分がどうしたら最も役に立つかということを考えに考えてきました。

引き寄せるかのように、その方向に合った生徒さんが集まってくれています。

レベルとかいう問題ではありません。

自分の進路を切り開こうとして、いろいろな要因も吹き飛ばすくらいに真剣に熱心に通っています。


と言いながら、教育に限りはなく、この仕事をしている限り、毎年これでいいのか、これでいいのか、の連続だと思います。

それはわかっているけれど、まあ、熱心に勉強する姿はいいものです。

どうも昨年の指導が生きている今年のような気がしています。

特に理系は最後の一年頑張って入れるほど甘くはありません。

昨年から準備しておいてよかった、と思っています。

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