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ご挨拶


 最近、ちょっと嬉しい話が続いている。

 卒業生が、よく来てくれて、進路についての報告をしてくれたり、保護者の方からのご挨拶があったり、素敵な合格の話があったり、開校してからのみんなへの想いが、たくさんたくさん返ってきているような、なんだか素敵な春だと思う。

 チェリー・ブロッサムは、まだ今度の6月でやっと6年。最初の頃の、新鮮な出来事が楽しく思い出される。でも、最近、ときが経って、ひよっこのチェリー・ブロッサムではなくなってきたような気がしている。

 私の想いが通じやすくなってきているし、早くから来てくれた生徒さんが、本当に成長してくれているのを感じる。

 昔、北陸に一人で行って、ここで学んだことを、伝えてほしい、と言ってくださった方がいらした。先生、ここにいたら、いくらでも伸びる人なのに、北陸に行ってしまうんだなあ、だからこそ頑張って!と言ってくださった。

 仕事をやめたくなんかなかった。でも、私は、決めたので、徹底的に縁の下の力持ちになろうと思っていた。でも、いつしか、教壇に立つことができるようになり、そうして、今は、私の教室になっている。

 かつて、娘の担任の先生の奥様が、塾の先生で、「まあ、経営者ですか?」と同級生の親しみもあって、お尋ねしたことがあった。その当時から、どこかでいつかは開業すると思っていたのかもしれない。

 最近、ちょっと混乱しているのは、長らく北陸で生きてきて、あまりにそれが居心地よくなって、その中での表現に慣れてしまって、逆に関西圏に行く時など、どうしていいのかわからなくなってしまうことがある。慣れというのは怖い。 お店も、今の私にはこの感じがちょうどいい。

 ちなみに少しだけちょっと笑える話を一つ。

 新婚の頃、高岡に住んでいて、夫の会社の人事的なことを、今から考えたらさして重大ではないことを人に話した、と言って、心配になって、夫に打ち明けたことがあった。もちろん叱られた。それで、自分が教員時代、国語科の教師として、ある文章を書いて、いただいた、人生で初の原稿料を、記念に、と思って、新札のまま置いていたものを、お詫びしようと思って、神様にお祈りして、お賽銭箱に入れた。どうぞ、彼に、人事的な災いが起こりませんように・・・。

 我ながら初心もいいところ。今の娘よりまだ幾分若くて、お腹の中には彼女がいた。自分の原稿料より、よほど夫のことが大事だったんだなあ・・・。

 その後、それどころではない話があちこちで行きかっているのを知って、本当に自分の馬鹿さ加減がおかしくて・・・。別にそのお金が惜しかったとかいうのではなくて、本当に自分の世間知らずさがおかしかった。

 その後、あちこちで原稿を書いては、ちょっと原稿料をいただいたりしたけれど、今ほど、いろいろ教えさせていただいていたわけではないので、今は、楽しいなあ、と思っていたりしている。

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