○○年前の今日はとってもしあわせだったこと。ー高岡の個別指導塾チェリー・ブロッサム
- Mayumi Sakurai

 - 9月8日
 - 読了時間: 2分
 

午前4時過ぎに生まれた(つまりは半日ほど苦しまされ、後から陣痛が始まったほかの妊婦さんに抜かされた。)息子は、午前9時過ぎにはもう私のそばに来ていて、つまりは出産してすぐに私の二番目の子の子育ては始まった。丸二日離れて暮らした娘の時とはえらい違いだった。
そばに来てすぐに、息子の頬っぺたに二筋涙の跡があり、赤ん坊のくせにしゃくりあげている。
???
と思って、
あれッ?
とつぶやくと、看護師さんが、
そやねん。その子、ずっと泣いててん・・・。
と言われた。
後で聞くところによると、どうもまだお腹にいたかったらしく、不安だったらしい。これは看護師さんの言である。
私の首筋に頬っぺたを擦り付けて泣いている。
初対面のはずなのに、何故に私を母だと知っているのか?という様子で、図々しく、さも当たり前のような様子で泣いていた。娘の時の、大人しくて、女の子らしくて、私の胸の上に両掌を揃えて重ねてその上に頭を乗せるというような、謙虚な様子がなかった。
僕のママだよ。甘えて何が悪い!?
と言っているような図々しい様子だった。
よく、我慢している子の方がしゃくりあげて泣くと言うが、娘はしゃくりあげたりしない。泣き方もあっさりしていたし、そもそもあまり泣かなくて、周りのお母さんからも、
あまり泣かないねえ。
と言われていた。
息子は、泣くと、しつこい。
泣き方がしつこいのである。
それは、そもそも結構気い遣いいで、結構我慢していたのではないか?と思われる。
能天気だとか、お前の考えとることはわからん、などと言われていたが、私にはよくわかっていた。
我慢しているところを見せないのである。
それに結構バランスを取ろうとするところがある。
ちょっとしたところで傷ついているのも知っていた。
それなのに、まあまあまあまあ、と周りを宥めてくれるようなところもあって、どれほど助けてくれて来たことだろう。
いっぱいいっぱい引き受けてくれて、ありがたかったことなど数知れず。
まこと、感謝しておりまする。(笑)























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