麦茶
麦茶が、流行っている。中一「ハイレベルクラス」で・・・。
先日の授業で、というか、いつも、中一のそのクラスでは、冷茶ポットの麦茶が、全部なくなってしまう。
一人の生徒なんて、何度もお手洗いに行くのに、さもおいしい、というように、注いでは飲み、注いでは飲みしている。
「さっき、ドラッグストアに行ったとき、冷茶ポットもう一ついるなあ、と思ってたんだけど、○○のが使い勝手がいいから、そこで買ってこようと思って・・・。」と言うと、「ええ、用意しておいてください。」だなんて、お生なことを言っている。
子どもたちが、まだ子供だった頃、麦茶を切らさないように気を付けていたのを、なんだかリアルに思い出した。その雰囲気を。いつも、用意しておかなくちゃ、と思っていた、その子育ての感覚を。
この二人。
実は一緒にして、まるでプレッシャー掛けるように、自習室の窓に「中一ハイレベルクラス」と張り出したのを一人の生徒のお父様は、「関西人のセンスや!」とそれこそ、まるでギャグであるかのように言われるし、二人の生徒も、「あんなの張り出したら、生徒、来ますかねえ。」と言うから、「誰も来はらへんやろなあ。だって、あれって、宣伝用と違って、あんたたちにプレッシャー、掛けるために、書いてんもん。そやけど、誰か、あんたらのこの様子見たら、これがハイレベルクラス?と思いはるやろなあ・・・。」などと嫌味を言っている私。
ちょっと先輩に当たる生徒は、「優しいのは、最初の二か月だけ・・・。ドSに変身するから・・・。」などと言っている。
そうして、しばらくして、私は、緩めのお二人に、とうとうどちらにも厳しくし出したら、あとから入って来た生徒は、「君のアドバイスは、正しかったよ。」なんて、こわくさいことを言っている。
しかし、なかなかに、ちゃんと切磋琢磨している。
この、楽しい雰囲気だから、勉強できるなどと言いながら。
が、しかし・・・。
彼らの案に反して、中一が増えてしまった。
もう少ししたら、「中一ハイレベルクラス」に合流することになるだろう・・・。笑
男子たちの仲良く大騒ぎが、目に見えるようだ。
とにかく仲良く勉強するのが、お好きだから・・・。