ひさかたの光のどけき春の日にしずこころなく花の散るらむー紀友則の歌
なぜこの歌が突然心を占めたのか? それは、人への思いを思ったからだと思う。 『土佐日記』の作者であり、『古今集』の仮名序を書き、その選者でもあった紀貫之が、従弟であり、共に『古今集』を編んだ友則をなくして、非常につらかったという。...
斎藤茂吉の歌ーみちのくの母のいのちを一目みん・・・。
中二の時に出会った、斎藤茂吉の歌。 みちのくの母のいのちを一目見ん一目見んとぞただに急げる この歌が、なんとも実感を伴って感じられた。 その後も、どの歌人が好きか?と言われれば、斎藤茂吉を挙げてきたし、娘を産む直前には、斎藤茂吉歌集をノートに写しながら生まれる日を待っていた...
稲盛和夫『考え方』
生きることに迷ったとき、読むのは、フランクルか稲盛和夫さんの本である。 稲盛さんの本を読むと、いつもこれでいいんだな、とホッとする。 苦難を乗り越えることほど楽しいものはない、という自分の考え方が間違っていないと思う。 私は、平穏な日々が続くと、ちょっと退屈してしまう。...
人への言葉は自分への言葉らしい
もし、人生でやり残したことがあるとしたら、何だろう? と思ってみて、候補を挙げてみる。 やはり読んでいない本がまだまだたくさんあるということが一番大きいなあ、と思う。 大好きな老荘思想の本も、カントもハイデガーも、ルカーチもホイジンガの作品もまだ読めていない。...
一睡もせず、食事もせず、でも、たくさん優しい人に出会った一日
用事が溜まっていて、片付けるのに気がつけば朝で、そして、午前中から、自分のことも含めてクリニックや病院をはしごすることになった。すぐに帰ってこれると思って出かけたので、何も食べずに出掛けた。 最近、睡眠のために、あまりコーヒーを飲んでいない。...
その人物の一貫性ー信用
いろんな面を持っている人がいるにはいるけれど、いろんな面と一貫性とはまた別モノのような気がしている。 私はいろんな面があって面白い・・・、とは言われるけれど、でも、人間性において一貫性はあり過ぎるほどあるだろうとは思う。...
夢を見ましたーああ、もういいんだな、とホッとしたこと。
別に登場人物が特別嬉しい人だった、とかいうのでもないのだけれど、夢の中でほっとすることがあり、目覚めて、ああ現実ではないなあ、と少しがっかりしたけれど、なんとも気分良くて、夢占いを見てしまいました。 なぜなら、これは夢占い的な夢だな、と思ったし、そして、その夢の中では栄転が...