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寛容であること


政治などに関心をもち、世の中を変えていく・・・。

受験科目ではないのに、政治経済の、社会保障制度の辺りが大好きだったので、そういう気持ちもある。

大いにある。

義務を果たし、権利を主張する。


もう一方で、社会には、慣習というものもあれば、それなりにコードというものもある。

ああ、世の中って、そういうものだよなあ・・・、と受け入れることも大事だなあ、と思うこともある。

決して、自分はするまいと思っているけれど、人間の心理はそうそう簡単なものではない。


先生みたいにフラットな人って、そんなにいない・・・、と昨年の受験生が言ってくれたけれど、それが本当にそうできているかは別にして、できるだけ人とフラットに付き合いたいとは思っている。

先入観を持たれてしまうこともあるけれど、自分はフラットでありたいと思っている。


最近、まあ、そんなものかもなあ、と思えることがある。

何とか状況を打開して、よりよく生きていくということが人間の在り方だと思っていたし、できることなら意地悪したくないし、狡いこともしたくない。


けれどそういう人もいて、そういう人の思うように世の中が動くこともあるのかもしれないなあ・・・、ということがわかってきた。


あるとき、今の周りの人の自分たちへの接し方が、もしかしたら人間性などというものよりも、その状況によるものなのかもしれないな、とふと思ったことがあった。


そんな中で、状況が変わって、態度が良くも悪くも変わる人もいる中で、私はたった一人だけ、態度の変わらなかった人を信頼している。


自分より立場が弱そうだから親切にする人もいるし、逆に得しそうだから親切にする人もいる。

強そうだから愛想よく振る舞う人もいれば、相手が苦難を乗り越えている、その姿に敬意を払う人もいる。


私は、生徒に何かあったら、どうぞ、なんとか乗り越えてほしいと思う。

その状況を、人を見る目を養う機会として、しっかりと受け止め、生きて行ってほしいと思う。


そして、そのしんどさを乗り越える、その姿に敬意を払いつつ付き合っていきたいのである。

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