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えっ!?ーくじけないって?


二日間、休暇をいただき、お休みした果てに?行きついたのは、やっぱり仕事した~い!ということだった。

身体的に疲れれば、精神にも影響するので、休まなければならないが、身体さえ休まれば、やっぱり仕事、がしたくなる。

二日目の夜は、O先生の理系個別指導があって、とりあえず私もいたのだけれど、結局、『源氏物語』を読みながら、一緒にいて、時々ゲラゲラ笑いだす私は、生徒たちに笑われながら、数学の指導を聴いていた。

ときどき、なるほど、納得!という発言もありながら、O先生はできる生徒にはとても厳しく、「先生、そんなこと言う人やったーん!?」と思わず爆笑して訊いてしまうほどのドS度発揮である。

とうとうこの塾、ドSばかりになってしまった!と言う生徒に、あたり前やん、私ら、予備校で、何とかこの一年で、どっか大學入れてしまわんなん!というところで指導してきた人間やで!甘いこと言うてられるいな!と、そもそも本来の受験指導に戻ってきたことを思わせるような表現をしていた。

O先生の提案を受け入れて、個別指導やクラスを再編成してみると、もちろんお互いの想いを相談しあったのではあるけれど、生徒たちがシャキッとしてきているのを感じる。

私が、お母さん的に、何でも聞いたり受け入れたりしがちなところに、O先生の、教科的にバシッとした指導。生徒たちは、その緩急を心得ながら、私たちと付き合っている。

「私、判別式使わないようにしてるんで・・・。」と言われ、その理由の明快さに納得。「私は、すぐ判別式に頼っていましたけど・・・。」なんて話していて、「次の個別で、この続きやろうっと!」なんて言ってる生徒に、「それ、O先生の時にしてよ!もう、今日、私、数学教えたくなくなった!」と言っても、またまた私に数学やらそうとするN君の意地悪!と思っている。人には得意分野があると思うんだけど・・・、と言いながら、今年、高校生になった生徒たちの数学には結構突き合わされている。今日は、確率だったし。なんか神様のいたずらのように、数学やらされているよなあ。

そうそう、昨日、小学校六年生のKくんの国語を指導していた。

国語はやっぱり大事な教科。小学校から勉強しておくのが理想的、だなんて思ってしまう。

力をつけてきたなあ、と思っているK君が、いきなり、「先生ってくじけない人ですよね?」と言われ、ええーッ、何言い出すのん?となった。

小学校六年生で、しかもそんなにお付き合いの長くない彼が、私のいったい何を見て、そんなこと言いだすのか、訊いてみた。

彼が言いたいのは、機嫌のよい日、とか、悪い日がなくて、いつも同じ調子なのだそうである。

それは、実は、高1Uくんにも言われた。彼は、「また、櫻井先生が荒れる!」なんて発言もするくせに、「先生のテンションすか?そんなんいつも一緒じゃないっすか!」と言われた。それから高2のMちゃんにも、「先生、いつも同じ調子で接してくれるって思います。」と言われた。

高3のYちゃんに言わせると、先生が疲れていたら、「よっぽどのことがあったんだな。と思うし、それを、アップダウンが激しいという風には見れない。」と言ってくれた。

そうか、そんな風に見てくれててんな。

一応、プロであるから、生徒の表現が、ちょっと変だな、と思うときに、感情的に怒って、ということはないようにしてきたつもりではある。でも、そりゃあ、人間だもの、気持ちの浮き沈みくらいは、外に出ているだろうとは思うのだけれど。ひそかに心配、くらいで、むしろ思いやっていただいていることもあるのだろうと、なんだか嬉しくも、ありがたくも思った。

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