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いきなり・・・。


ちょっと!

なんと最近、O先生がひそかに女子生徒から人気があるということが分かってきた。

ふうん。あっ、そう。

おまけにO先生の指導の受講生が増えつつあるから不思議である。

私が提案したクラスではなく・・・。正直自分からの志願者である。

なあんで?

あっという間に忙しくなるO先生。

そうそう、N先生も音楽つながりであった。

トロンボーンである。

この業界、音楽、しかもクラシック好きが多いのは、かつてからそうだと思っていたけれど、これだけ全員楽器や歌が好き、というのはめずらしいなあ。

生徒さんの中にも、音楽を趣味にしている子も多い。

かつて、大阪に、阪急少年音楽隊という高校生の楽団があった。阪急百貨店の社員教育として、結成されていた吹奏楽団だった。吹奏楽部の顧問をしていたので、その定期演奏会のチラシを見つけ、フェスティバルホールに、大学時代の友人と聴きに行った。近くのホテルでのお食事が楽しみだった友人と、食事の楽しみよりも音楽にこころが奪われている私。おっとり派で有名だった彼女と私だったが、仕事に就いてから、私はどんどん忙しくなって、一緒に歩いていても、ついつい先に歩きがちだったと、今思い出しても可笑しい。いつも走っていたあの頃。

すごい演奏会だった。

かつて、大阪で(今でもかな?)有名だった淀川工業高校の演奏。コンクールにも招待校か何かで、演奏を聴いたら、ものすごかった。先輩の、吹奏楽部の顧問の先生にお訊きしてみると、「俺は、淀工のほうが泥臭うて好きやなあ・・・。」とおっしゃっていた。ものすごいパフォーマンスで、なんだか魅せられてしまう演奏だった。

夏のコンクール、大阪大会では、自分の母校で、音楽監督をしていらした先輩と再会し、「打ち上げ、こっちおいで!」なんてむちゃくちゃなことを言われたりして・・・。

それはさておき・・・。

阪急少年音楽隊の演奏は、今思い出しても素晴らしかった。確かにどこか気品があった。

で、当時同じ年頃の生徒を教えていたくせに、私は、パーカッションパートの少年に目が釘付けになり、ほぼ恋する乙女のようだった。

私は、パーカッション、めちゃくちゃ下手だった。

何度、「シンバル!」と指揮者に怒鳴られたことか。シンバルだけではない。何をやっても劣等生。

それなのに、その高校生は、ベース・ドラムを叩いていて、曲と曲の間に、指で太鼓を触って、ササッととチューニングするのである。その、楽器を愛する様子が、素敵で素敵で・・・。

そのときの演奏での演目の一つ、「白鳥の湖」が、本当に素晴らしく、CDを買ってきて、何度聴いたことだろう。今でも

そのCDはお気に入りである。

音楽が好きだった。

でも、二回生から三回生になるときに、吹奏楽はやめた。

ピアノを弾いても、ああ、へたくそだなあ、とため息をつく。

どうしたらいい音出せるのかなあ。この年になってまで、なんだか引きずってるよなあ。音楽。

下手でも何でも好きやったらあかんのかしらん。なんて考えてしまう。

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