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春になったら・・・、と夢見ること。大学受験生と。


予備校勤務の折は、今ほど生徒たちと距離的に近かったわけではなかったので、公私の別が着きやすかったけれど、今は自分が主宰しているので、どうしても私は生徒たちと共感する立場にいやすい。


勤務していた頃もそうだったけれど、春になったら・・・、という夢をお互いに語ることもあったし、ただ自分の心のうちに秘めていた、ということもあった。


生徒たちのことを思うと、もしかしたら、芝生のキャンパスを彼らが歩いているかもしれない・・・、と充実した生活を過ごしているところを想像するし、自分だったら位、春になって少し落ち着いたら、少しは洋裁ができるかなあ・・・、などと考えたりする。


けど、そんなことできたためしはない。

ある生徒と、春になったら私がしたいことって何だと思う?と話していたら、即座に

縫物!

と正答されたことがあった。


聞いてみると、フルタイムで仕事をされているお母さまも、あちこちに縫いかけのあれこれを置いてらっしゃって、あれをしたい、これをしたい、とおっしゃっているようだった。

要するの同じようなことを考えていたわけで・・・。


私たちの場合、縫物をするの市内の、という話ではあるけれど、大学受験生の場合、話は違う。

緑のキャンパスの中を歩いているか、そうでないか、は、彼らにとっては大ごとである。


なんとか私の中の像が実現するものであってほしい、と毎日祈りながら指導している。

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