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今やっぱりハマっているものー『シークレット・ガーデン』


眠る前に何のかんの言ってスマホで、ベッドの上で観てしまっている韓流ドラマの『シークレット・ガーデン』。

このドラマ、コメディの面もありながら、底流には、結構深いものが流れている。

御曹司と、いわゆるみなしごのスタント・ウーマンの恋。

しかも、最初は一方的な御曹司の片思い。


10年ほど前に、ハマり、テレビで放送されたのを観ていたのだけれど、途中からだったのと、断片的だったのとで、きちんと理解できていなかった。

アマゾン・プライムで、何度も断片的にシーンを取り出して観ていたときは、まだ、ただのロマンス・コメディくらいにしか思っていなかったけれど、結構途中で、深い言葉が出てくる。

男女の魂が入れ替わって、これって単なるハプニングではなくて、相手の生活や立場や、思いを知るきっかけとなる。

ヒロインが、猛アタックする御曹司に対して、別れを前提とする恋を始められない、と言う。

どんなに愛を育んでも、消滅する恋を始める女はいない・・・、と言う。

御曹司も、何が何だかよくわからないままに、絶対に結婚できるはずもない相手に心惹かれて、理性の言うことを聞いている間もなく、心のままに動き出す。

正直、これって、自意識過剰のナルシストの御曹司がストーカーになっている。

それもご都合主義的に自分勝手な解釈ばっかりしている。

でも、どこかに組めないのは、なぜだろう・・・?

たぶん、この御曹司の根にあるものが純情なのだろう。

というか、すこぶる単純。


親の子を思う気持ちもたくさん。お金持ち、だとか貧乏だとかいう言葉もたくさん出てきて、それがあまりにも露骨で、逆に考える余地を与えないかと思ったら、実は相当に切ない場面であったり、恋愛というもの、愛を育むなどということも考えさせられる。

振り回されている御曹司の魂が女性の身体に宿っていたときに、女性を愛するほかの男性の気持ちを見抜いて、「恋じゃなくて、愛しているんだな。」と悟ってみたり、本当に愛しているのね、という言葉が出てきたり、女ったらしの御曹司の従兄のスターが、ヒロインにとっては誠実なお兄さんのような存在であったり、考える要素満載で、それでいてハッピー・エンドという、最終的には心温まる素敵な話である。


正直、このお話の、原作、脚本、監督について調べてみたいな、と思っている。

結構複雑で、徹底してコメディ・タッチでありながら、その音楽も、ああ、ここはおかしな場面なんだな、とわかるところや、深刻な深層心理を語っている場面だな、と思わせるところが、意外にシンプルで、おもしろい。

それに、初めて、イ・フィリップという俳優さんを知った。

ステキな演技で、なんとも心惹かれる、知的な感じ。

さりげない気品ある演技だな、と思っていたら、なんとこの人こそ正真正銘の御曹司。今はなんと大企業のCEOらしい。

アメリカ育ちよろしく、ネイティブの英語を披露していた。


この俳優さんの演技も、最初観たときから気になっていたけれど、やっぱりその人の内面にあるものって、どうしても出てしまうのだなあ・・・、とそれはそれで感心させられた。


依然、私は、このドラマの主演であるヒョンビンより、ソン・スンホンの演技が好きなのだけれど、ヒョンビンの最近出演したドラマ『チング』ではなかなかの演技のようだな、と思っている。これは、内容的に最後まで見ることができるかどうか、自信がない。

割ときれいなドラマが好きかもしれない。

ヒョンビンと結婚した、ソン・イェジンとソン・スンホンの『夏の香り』が大好きだった。

さわやかだったのだ。


何に惹かれているのか、しばらくちょっとずつ、『シークレット・ガーデン』を観てから眠る、という日々が続きそうではある。



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