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ラストバンカー

2、3日で、この方の本を読んでしまった。この、新書版は、むしろ要約本のような形で、大元の本は、古本で買った。

なんでまた、超苦手な金融方面の本を読む気になったのか?

おそらくは、ラスト、という言葉に惹かれたのだと思う。

正直、まだ、昨年度の受験の余韻は、冷めていない。

気持ちの切り替えなどできてない。

事柄と頭はもう新年度だけれど、まだまだ処理できていない気持ちがある。

一つの受験をお付き合いする、ということは、かなり、ガップリ一人の人とお付き合いすることになる。

人を見ずに受験を見守ることなどできない。

教科の学習の進捗具合だけ見て、導けるほど簡単なものではないと思っている。

締め方にこそ、また、しんどいときにこそ、人は表れる。


なあんて、このとんでもない金融マンであり、その世界ではよく知られた方の、ある意味泥臭いバンカーとしての姿に学ばせていただき、また、そうだよなあ、と思わせていただいた。

大きな世界での取り組み方も、個人的なことも、おんなじだなあ、なんて、変な感慨をもってしまった。

なんだか人間臭く、事柄ではなく、気持ちが率直に書かれていたからか、バブル崩壊、不良債権回収の苦労など、ハラハラドキドキ、本当に人間ドラマで、臨場感をもって読まされた。


昔、母が若い頃、お世話になった会社にまつわる事件の真相も初めてしっかりわかった。

自分の勤めていた職場でのことは、口に出さなくても、辛い想いもしていただろうと思う。

私だって、新卒で勤めた場所でのことは、いまだに胸が痛くなることもあるから。


それにしても、なんで読む気になったのだろう?

この、ナイスなネクタイのセンスのせいかしら?なんて、昨日、まじまじと写真を見つめてしまったけど。


いや、本当に戦場みたいに大変だったんだなあ、とまるで自分も眠らずにいて、胃が痛くなるような気分にさせられた。

たくさん、心に留まった言葉があるので、少しずつ、お伝えしたい、などと思わされた。


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