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受験指導


今日も一つ、大学受験指導がありました。

教科指導が、主な仕事のはずですが、どうも生徒さんのモチベーションが上がらないなあと思われるときには、必要に応じて、精神面でのサポートに切り換えます。

いわゆるコーチング。

今日は、「本当にやりたいことは・・・?」と訊いてみました。

もし、何もかも条件がそろうとして、なんでもできる、という状態なら、何がしたい?と訊いてみました。

こういう質問が、ご本人がちょっと行き詰っている状態に、とんでもない突破口を開くときがあります。質問する内容は、もう、それこそ思いつきでしかないのですが、目の前の生徒さんの、顔を見ていて、どうすれば今の状況を打開できるか?と考えに考えた結果、発する質問であったりします。

そうして、気持ちを辿っていった結果、意外に明るい表情になって、帰られる時があり、こちらの心も幾分晴れて、ちょっとほっとしたりします。

そして、もう一つ。

生徒さんにした質問を、自分にもしてみます。

そこから見えてくる、自分にとって、最も大切なもの。それに気づけば、おのずと、次に何をすればいいのか、自分の気持ちがわかってきます。

ここの所、疲れていて、さて、しなければならない、と思われる仕事に手がつかずにいました。「なんでだろう?」そして、仕事の代わりにとばかりに、せめてもと、ブログだけは書いていました(誤解しないでくださいね。担当している生徒さんの指導は、相変わらずです。)。なんで次に進めないのかしら?昨年度の受験指導の疲れ、のせいにしていたのですが、今日、生徒さんにした質問の中に、答えがあったようで、ずいぶん、楽になりました。

疲れるのも、停滞も、私の場合、次に進むステップのときにおこることが多いようです。

何か変化している。その変化が、自分の中で、まだ混沌としていて、整理されていない。新しいものがどんどん入ってくるけれど、その新しいものが、自分の中のあるべき位置に定まっていない感じ。出会いがたくさんあって、刺激があって、そのことが自分の変化に気付かせてくれる。でも、そのことに自分が追い付いていない感じ。

もしかしたら、大学に入学したての皆さんもそんな感じかもしれません。だから、私自身、その姿に重ねて、新大学生に向けてのブログが多かったのかもしれません。

指導をしている形で、思わず、自分自身に気付かされた、面白い経験でしたが、割と教師にはよくあることかもしれません。

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