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試験が終わって


                               写真 justice

実は、県立入試二日目の日から、今日までダウンしていました。自分で言うのもなんですが、国公立二次試から県立入試まで、精魂込めて指導しました。精一杯やり尽くしたという自信だけはあります。

今日やっと、春からの指導の準備を始めることができました。現在の生徒さんたちも、国語急上昇ですが、さて、これからどんな生徒さんと出会うのでしょうか。本当に楽しみです。

県立入試一日目、その夜も二日目の指導があったのですが、一番最初に教室に入ってきたAちゃんが、「理科、塾でやったの全部出たよ!みんな合格やよ!」なんて言ってくれました。きっと私への、彼女なりの精一杯のねぎらいの言葉だったのでしょう。

県立入試の問題を検討してみて、「これもやった。あれもやった。」と思える問題がたくさんありました。毎年のことですが、生徒の皆さんと一緒に取り組んだ、その一瞬一瞬を思い出しては、目頭が熱くなります。

指導中は、たどり着くのだろうか?と思いながら、とにかく必死で、取り組みます。その時その時の生徒さんたちの状況に合わせて、教科も、取り組む問題も、すべて、全員にとって最大限有効な時間になるようにと、祈る気持ちで、選びます。どうぞ、明日、みんなの努力が報われますように!

かつて予備校の同僚が言ったことがありました。

「教師、という仕事を一言で表すとしたら、どう表現しますか?」

私は、「究極の触媒(化学で、自分は何もしないけど、ほかの物質の働きを助ける。この、自分は裏方、というのがいい。ただし、私は、化学は習ったけど、入試で選択してないから、変な表現しててもお許しを。)。ちょっと内助の功に似てるかな?」

すると彼は言いました。

「僕は、親と同じで、教師の責任は、無限責任だと思います。」

私よりアホな(私は、元関西人。この、愛情あるアホのニュアンスは、わかってくださいね。)教師、見つけた!と思いましたが、内容は同じです。

触媒である私は、結果が出たら、その日は喜びますが、次の日からは、すっかり忘れて、次の指導にかかります。自分の実績を語るのは、保護者の皆様と、生徒さんに安心してほしいからだけです。

二日目の夜、ある若者が、大学受験に再度チャレンジし、まさかという合格を果たした上に、新たに大きな試験に挑戦することを知りました。その決意に、私、「負けた・・・。」嬉しいような、悔しいような、複雑な思いになりました。とっても嬉しい負けた・・・、でしたが。

昨年の夏まで指導していた生徒が、最難関の学部に現役で合格していました。正直、奇跡のような合格でした。彼の人柄を、神様が買われたように思われてなりません。

先ほどの同僚の言っていたもう一つの言葉。

「奇跡を起こすのが僕らの仕事。」

たくさんの、奇跡のような合格を見てきました。

明日も、奇跡がたくさん起こるといいなあと思っています。

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