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「敵を知り己を知らば、百戦あやうからず」

 講師というものは、結構負けず嫌いかもしれません。数学の先生が、思ったよりも協力してくださることになり、もちろん感謝もしているのですが、講師同士としては、私も負けていられないわ、とついつい張り合ってしまいます。彼ならどんな素晴らしいテキストを作り出すやら、どんなに驚かされるかわかりません。そんなとき、負けた・・・、では、淋しいではありませんか!
 そこで、私も、負けるのはいやだとばかりにもう少し頑張ることにして、「最難関大英語」と「医学部英語」を担当することにしました。最近英語が楽しくて仕方がありません。かつて、「私、英語は国語力で乗り切ってしまったのよねえ。大きな声では言えないけど・・・。」とボソッと言った言葉を覚えていて、何かにつけて「先生、英語を国語力でって・・・。」と恨みがましく言う生徒さんがいらっしゃいまして、それでは、受験勉強を必死で頑張っている皆様にも、その英語の学習の何割かを「国語力で英語を乗り切る方法」で、楽しんでいただいてはどうかと考え、開講することにしました。夏休み、語彙力、文法力をつけた、その後半に組み込む予定です(ちなみに、難しいことを、易しく表現するのは、とっても得意です。つまり英作文に使える方法があるっていうことですね。)
 英語も国語も所詮は人の書いたもの。書いた人の気持ちや思いがわかればいいのです。そのツールが、単語や文法。それは古文や漢文、もっと言えば、現代文キーワードがわからなければ苦しい評論だって同じことです。
 最難関大英語では、わかるところからいかに類推して意味をとっていくか、文脈の取り方を中心に、医学部英語では、独特の話題に慣れつつ、頻出の単語にも触れていっていただくつもりです。二学期から慣れていくのでは遅いです。やはり、夏の間に、敵を知り、戦略を絞った学習をしていっていただきたいと思っています。
 それにしても負けられない・・・。などと言っていますが、こういう切磋琢磨することのできる仕事仲間がいるのは、本当に幸せなことですね。
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