私なりの使命感ー映画「ドリーム」を観ました!
仕事には、それなりの使命感をもっていると思います。
それは、ときに、人間関係よりも大切になります。
というより、仕事をするために、人間関係を良好に保っておきたいと思います。
それ以外の感情はあんまりありません。
でも、やはり、信頼関係、信用というのは大切だと思います。
信用があれば、ある意味なんでも動かせるから。
人も、あるいは、それ以外の物理的なものも。
4日間の休暇をいただきました。
受験期、春期講習、コロナの影響を受けながらの指導。
行きつく間もない時期を通り抜けて、やっと再開になった学校。
まるで、夏休みに、子どもたちの宿題のスケジュールを組んで、仕事のある時期よりも子どもたちの世話で忙しかった、子育て時代みたいに、まるで母のように、「学校、早くはじまってくれないかしら。」と考えてしまったときもありました。笑えない話ですね。
学校が始まって、活気が出てきました。
お休みの間の先生方の心労はいかばかりだったろうかと思います。
まだ私たちは指導ができましたが、何もできない状況で、これからどうなるかもわからない先を考えて、大変だっただろうなあ、と思うのです。
休暇の最終日に、私は映画を観ました
アマゾンプライムでレンタルしました。
「ドリーム」という映画。
おすすめです。
1960年代初頭に、NASAに女性の黒人数学者たちが活躍していたことなど、なかなか想像できないと思います。
でも、アメリカ、という国の大きさ、というか、意外な一面、というか、三人の女性は特に活躍されていたようです。とても素敵なストーリーでしたが、私は、何度もわんわん泣きました。
差別の場面が辛かったのではなくて、彼女らの真剣さや誠実さに、手の抜かない仕事に、だんだん理解者が現れてくる、そういう場面に出くわしては、共感のあまり、嬉しくて泣いてしまいました。
私にもたくさんあった、仕事を理解してもらった瞬間。
私が何をしているかを、何がしたいのかを理解してもらって、仲間が増えていったたくさんのとき。
諸先輩方の顔が目に浮かびました。
上層部の会議に末席で出席させてもらって、発言させてもらったとき、その意見を取り入れられた瞬間の嬉しさ。仕事を評価してくださっていた先輩方のこと。国語科の入試を作る大役をいただいたときのときめき。
少しずつ少しずつ、自分の仕事をわかってもらえていく、その過程。心が通じていくその過程。気持ちの温かさ。自分の経験と重なって心に温かいものが溢れてきました。
もちろん、私は彼女らほど優秀ではありません。
なにせ、数学の天才たちですから。
でも、彼女らのたくましさ、タフさ、誠実さ、真剣さ、それから可愛らしさに、私は惹きつけられて、どうしようもありませんでした。
ぜひぜひご覧になっていただければ、と思っています。
一部、文章力をつけてほしい生徒さんには、課題として出したくらい、素敵な映画です。
考えさせられるし、感じさせられるし・・・。
本当に素敵な映画ですから。