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富山県立高校入試第一日目


毎年この日は、ちょっとどう過ごすか、はっきりしない日です。

いつも目の前で勉強している生徒はいないし(これはウソです。目の前で、勉強している子はいます。ちょっと誇張してみただけ・・・。要するに、中三生がいない、ということです。)、落ち着かないし、思いついたことを少しずつ静かに進めていきます。あんまり頑張りすぎて、生徒たちにエネルギーが行かなくなってはいけないから・・・。

今日も午後から中三生の指導をします。

もちろん、直前特講でもありますが、それよりなにより、一日目の今日の教科で、あんまりうまく行かなかった、ということがあっても、立ち直るための言葉を掛けたり、あるいは、じゃあ、明日の教科に掛けよう!と思ってもらえるように・・・、です。

今年の受験生の保護者の方々は、大学受験組も高校受験組も、ご自分のお子さんのことだけではなくて、周りの皆さんのことも気にしてくださる方が多くて、正直、泣けてくるような場面がたくさんありました。

逐一ここでお話しするようなことではないのですが、我が子だけでなく、一緒に勉強してきた仲間を気遣ってくださった方がたくさんいらっしゃいました。

生徒たちのライバル意識も、何となく、あっさりしています。

まあ、頑張ればいいやん!というような・・・。

勉強は自分のもの、という意識が高かったように思います。

考えてみれば、チェリーが始まって、一年生から見させていただいたお子さんがたくさん受験されるのは初めてです。育ててきたなあ、と思うし、それぞれの性格もよくわかってる・・・。この子には、勉強しなさい、ではだめだなあ、とか、こういう声掛けをするとちょっとやる気になってくれるタイプだなあ、とか、お互いをよく知っています。

いろんなタイプのお子さんが集まった中三生でした。

Tくんが、夏に、新しく入った生徒さんと一緒にお買い物に行って、私のことを話してくれたそうです。ちょっと私のおかしなところを、面白おかしく・・・。それで、Rくんは、とっても安心できて、嬉しかったようです。普通に考えたら、あんまり仲良くなるタイプでもないのに、本当にうまくやってきたなあ、と思います。

何かがあっても、誰が間違ってる、いや、これは、誰が悪いやろ、などと、それぞれの行動について、私に話してくれたこともありました。

そうそう、中三から入ったU先生が、高校受験を通って、大学受験を通って、立派に先生になってきました。

私は、よく、彼に、「私は、こう考えて、○○したんだけど、どう思う?」と相談します。決して、肯定的な意見だけを求めてではなくて・・・。そうすると彼は、「それは○○ではないですか・・・?」とか、「それは、先生、普通に考えて、悪い点はないですよ・・・。」などと、割と率直に話してくれます。言ってもらえなくなったら寂しいだろうなあ、と思いながら・・・。

いつも、何かあったら、言ってもらえる自分でありたいと思っています。

かと言って、教育的信念が変わるとは到底思えませんけども・・・。(笑)

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