気持ちわかりますから・・・。
この時期、親御さんも受験生も、心の中は、大揺れだろうな、というのは本当にじわじわと伝わってくる。
第二子ならともかく、長子の場合、初めての受験である。
私たちには、ある程度客観的にみるだけの経験があるし、いわば家族でないだけに、冷静に判断しているし、ときに冷静ではないけれど、冷静であるかのようにある程度は振る舞うこともできる。
こう展開するだろう、というのも、何となく予想がついたりもする。
分析だけでなくて、総合的に・・・。
その子のメンタル的なものもある。
ときにこちらの判断が届かなくて、不安のために、違う方向に考えられることもある。
一生懸命落ち着いていただこうと思ってあれこれ行動するが、それでも、ということもある。
教師の力の及ばない時もある。
精神的要素が大きいなあ、と思わされることが多い。
そんな中で、素晴らしいなあ、という方に出会っている。
先生、最後、受験指導が終わったら、はなむけに、先生の人生観をあの子に伝えてやっていただけませんか・・・、と言ってくださった方である。
受験は通過点。
これからの人生を送る上での考え方。明るく生きていくための考え方。
まだ結果が出ていない時期に、そうおっしゃる親御さんの力に感服している私がいる。
敵わないなあ・・・、と。