めでたし💛

大騒ぎの期末考査が終わって、夏期講習へのあれこれを進めている、今日この頃。
この一か月は、私にとって激動の一か月であった。ブログを更新する間もないほど。
周りのお母さま方に助けられて、あれこれアドバイスを受けながら、皆様にご心配をかけたが、なんとか生きている自分に感謝!
別に本当に芯から困ったとか、誰かに迷惑かけるとかという性質のものではなかったけれど、あれこれ周りにお世話されていた。
その中でも嬉しいニュースが入ってくる。
期末考査の結果をめでたし!と言っていいのかどうかわからないけれども、まあ、生徒の皆様の快挙をお祝いする気持ちがあってもいいのでは?と思い、タイトルをつけた。
いつも国語が足を引っ張っていた生徒さんが国語で98点を取ってきて、得意な数学を抜かして、合計点が今までで最高で、番数も、マンモス校なのに、とうとう一ケタになった。
お母さまが、こっそりメールで教えてくださった。
お母さまもさぞやご安心のことだろうと思う。
あんまり褒めすぎてもいけませんよ、なんて言ったりしていた。
この、お母さまがご安心、というのが、私たちの仕事では大きいので。
お母さま方が安心してお預けしてくださったら、私たちの仕事は半分は終わり。
後は、叱るなり、褒めるなりして、私たちが、あれこれ指導すればいいのであって。
努力するのはご本人。
ご本人が自立して勉強して、初めて真の実力となるのである。
毒舌家―特に櫻井には、思いっきり毒舌家の彼。
お互いにからかいあっては楽しんでいるのであるが、私も今度会ったら、本当は、滅茶苦茶褒めてあげたい気持ちを抑えて、きっと、「やるやーん!○○。まぐれとちゃうか!?」とかなんとかいたぶったような顔をするだろうことは間違いない。
でも、内心は、ああ、この子、本当に、滅茶苦茶頑張ったんだな、と泣けてくるほど嬉しいのである。
お母さまに、市役所で流れている、チェリーの動画を、写メしてきて、なんて頼むような、可愛い男の子なのである。そうそう、愛情表現が、素直でないのですね。そこがまた可愛い!
もう一人。
最近、この一週間、櫻井は鬼と化し、何人か、泣かせるほど叱りつけた。
先日は、「お母さまが、どんな思いして、ここに授業料払って、こさせておられると思うの!もっと集中しなさい!送り迎え、どんなに大変やと思ってるの!」
とこれまでになく叱った。ついでに、「集中しないんだったら、わざわざ授業料払ってまで、こなくてよろしい。こんな状態が続くんやったら、退塾してもらいます!」と言った。
切り替えが早い人になりなさい。切り替えが早くなるには、お勉強しているときに、ちょっとお手伝いを頼まれたら、すぐにやって、すぐに戻って勉強する、というように、すぐに動くことが大切なのよ、などと話していた。ご本人は、かなり泣いておられた。お母さまも、その通り。私も甘いんです、などとおっしゃっていた。
今朝、メールが来た。
昨日、仕事から帰ったら、洗濯物が取り込んであって、しかもたたんでタンスにしまってあったそうである。
彼がしたそうで、「櫻井先生が、お母さんのお手伝いしなさい、って言ってたから。」ということだった。
私が叱っても、いつも生徒さんは前向きに捉えてくれる。
まるで、絶対に、先生、自分のこと思ってくれてる、と信じてくれているように。
それが私には嬉しいのである。
そう言えば、もう時効だし・・・。
どこかのお家の幼稚園児が、ミッション系の幼稚園で、「マリア様への花束」という、一週間善行をして、それで、それを書いて、親にサインをもらって、提出するというのがあった。この善行が難しく、「お宅は何させてるの?」という会話をしたことがあった。「ほとんどねつ造やわ。新聞持ってきて、一つ、とか。」えーっと、親子でちょっぴり融通が利かなかったなあ、と我ながらおかしくなった。
真面目で、ご誠実なところのある、その幼稚園児は、洗濯物をたたむ母の横で、一生懸命に、洗濯物をたたみだした。母は、きちんとブティックたたみのように、襟を上にしてタンスの引き出しに入れたいタイプ。と言うか、そうしなければ、夫が怖い。手を抜いていると思われそうな・・・。ふと見ると、幼稚園児の息子は、しっかりトレーナーを等分の四角にたたんでいる。複雑な母の心境。そこはマリアさまのように美しく微笑む慈母になった母は、「○〇ちゃん、ありがとう💛」と言って、引き出しの前に行き、複雑な心境。夫のためには、ブティックたたみに戻さなければならない・・・、しかし、この子の真心を受け止めなければ、とそのまま引き出しにしまった・・・。(かなり複雑な心境。母は、結構、夫の言うことをしっかり聞いていた。)
後日、幼稚園で、自分で、お家の人への感想を書いた幼稚園児。
なんと!
「お洗濯のお手伝い、もっといっぱいするね!」
エッ!?
ママ、パパに怒られるのん?
でも、彼の、自分が家族に貢献している、という誇らしさが伝わってきて、とっても嬉しかったりしたっけ。笑