不思議なこと
実は、先日まで、落ち着かず、新しい生徒さんを迎えることなど、ちょっと考えられなかった面があった。
O先生に、「今、何人ですか?⒍月くらいになったら、増えるんですかね?」などと訊かれて、なんで私が、生徒募集に積極的になれないか、それこそ懇切丁寧に話さなければならない羽目になったことがあった。要するに、O先生は、教室に来たいと思っていらっしゃるらしい。どうも、来たい、というのが本音のようである。でもさあ、昨年今頃と同じ人数で、何が悪いの?という気持ちもあったり・・・。
ちょっと落ち着いた気分になった先週、まあ、大学の授業も落ち着き、教室の今までからいてくれた生徒さんの時間割も安定してきて、指導の方向性も決まってきたなあ、と思っていたら、そうして、一連の取材関係もひと段落して(この後、あれこれ文章についての意見を述べさせていただくにしても。笑。 私は、文章については、かなりうるさい。)、ホッとしていたら、電話が鳴って、新入塾希望の面談をさせていただくことになるから不思議である。
ブログを書くことにむしろ支えてもらっている、と言ってもいいくらい、落ち着かない日々だった。指導ではない忙しさが続いていて、気持ちもなんだか不完全燃焼である。
講師にとって、自分の実力をちょっと超えるくらいの指導ではなく、そのための準備もそうそう必要のない授業が続くと、ちょっと味気なくなる。実務をこなすことも多かった。
そういう意味では、分かってもらうための工夫はいつもしているにしても、もっともっと難しいことがやりたくなるのが、人情というものである。
大学での授業も3年め。
自分の専門分野ではないと言いながら、勝手知ったる分野である。
それから、自分をリフレッシュさせる方法を模索している面がある。
その点、O先生は、上手である。
私など、ほぼほぼやるべきことばかりを追いかけている。
いろいろ考えている。
そうそう、もう、一か月以上前になるだろうか・・・。
生徒さんと、その生徒さんのお母さまがお迎えに来られるのを、教室の前で並んで待っていた。
ワンちゃんの散歩をしておられるご近所の方に「いつもお世話になります。」とご挨拶したら、行き過ぎたお顔をこちらに向けて、「あんた、ここの先生やろ?いつもありがとう。」と言われた。「ありがとう。」と言っていただくほどの何をしているのかわからない。むしろ公民館をお借りしていて、お世話になっているのは私たちである。
今日も、その方が歩いていらっしゃる後ろから生徒と公民館への道を急いでいるのを見つけて、そっと道を譲ってくださって、ニコッと笑ってくださった。
見守ってくださっている方がいらっしゃるのだから、頑張らなくっちゃ!
毎春、私は、生徒に宣言しているらしい。
「もう、生徒、増やさないから・・・。」と。
「去年も言ってましたよ・・・。ムリムリ・・・。」
と笑われている。
今年は、ちょっとしばらくは、私の抑えが効いていたような・・・。
なんと不遜な!
ちゃんと社会貢献しなければ・・・。
自分のことばかり考えている場合じゃないんだから!
数年前、ある大学の経営学部の先生に、ある大学で行われたセミナーで、怒られた。
なんとかしなさい!と。
なんかあったら、連絡して・・・、とお名刺もいただいてきた。
そのときに言われた言葉があって私も、微力ながら、頑張らなくちゃ!と思ってきた。
と、ところがである。
この春、先生は転任された。
と名刺アプリで知った。
まあ、ただ連絡先が変わるだけで、何か教えていただきたいときには、長野に連絡すればいいだけだけれども。