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春期講習!?


 春になったら、みんなの受験が終わったら、少しはお休みできるかなあ、と毎年甘い考えを抱くが、高校に合格したら、入学後が気になるわけで、新入塾生もおられるわけで、そして、新高三生たちは、それぞれに受験準備を始めるわけで、面談も続くし、当然面談後は指導、ということになり、受験前の忙しさと、さほど変わらずにいる。

 センター試験が終わった頃には、淡く旅立ちの予定なんかも、ちょっぴり思い描いたりしていたが、『ああ、この子たちが、学校に行かなければ(つまりは、入学式と始業式が始まらなければ。)、私は落ち着かないのだなあ。』と毎年この時期に悟りを開いて?いるような気がしている。まるで、子育て中のころのように。

 新高1生には、とにかく数学と古典文法は、中間考査くらいまでの予習になるように、と考えている。だから、勢い、厳しいことも言いながら、でも、なんとか乗り越えて、高校に入学してしてほしいと必死になっている。今、お休みさせてあげたいなあ、という想いと共に、でも、今、やっておかなければ入ってからしんどいかなあ、などと考えて。

 大学受験組は、そろそろ受験勉強を軌道に乗せてもらわなければならない。と言うか、入り口としてでいいから、もうそろそろリズムをつかんでもらわなければならない。

 だから、世界史、日本史、英語の強化がどうしても多くなる。

 世界史と日本史は勉強の仕方を伝えている。私自身も教材を揃え、効果的な問題集や参考書を揃えている。英語は、それぞれに最適の問題集に取り組んでもらい(これは、もう、それぞれに適しているものが違う。今日も、一人、違う問題集に切り替えた。)、参考書と辞書と単語帳の引き方を徹底的に教える。

 高校生に限らず、最近、生徒たちのみんなが、辞書を引くことに慣れてきたように思う。

 それは、国語も英語も同様である。

 最近、辞書を引くのが、面倒くさくなさそうな子が多い。

 つい先日まで、ほんの10日前まで、国公立二次試験発表を待って、前年度の入試が終わるのを待っていた。まだ、『今年の合格』を追いかけていた。

 そうして、もう早、今年度の指導に向けて、面談をし、誰に何を取ってもらえばいいかを考えて、スケジュールを立てている。自分の中で、どう切り替えているのか、なんだか、何かに背中を押されるように、新年度に向けて走り出している。まだまだ助走レベルだけれど・・・。

 桜が咲いている。

 毎年、気が着かないほど忙しいことには、あまり変わりがないけれど、でも、今年は、『ああ、さくらが咲いてる・・・。』と感じている自分がいる。

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