越前水仙

December 17, 2017

 

土曜日、二階で授業をしていたら、一階で化学の授業が始まったらしい感じをがしていたら、突然「せんせーい!」という叫び声?何事かと思って階段を下りていくと、なんと化学のY先生が、可愛らしい水仙を持っていらっしゃる。「これね、うちのバックヤードに植わってる水仙なんだよ。越前からやってきたんだけど・・・。」なんておっしゃって、きちんと花屋さんでよくしてくださるように、切り口をコットンでくるんだ状態で水を吸うようにまでしてくださって、 持ってきてくださったのだった。

嬉しくて嬉しくて・・・。生徒の前で、若い娘さんのように喜んでしまったら、「越前水仙でねえ、香りがいいんだよね。香りをかいでごらん・・・。」なんて、いつものように、先生は、私を教え子のように言ってくださる。花を近づけると、確かにほのかな気品のある香り・・・。

わざわざお庭から、教室のためにと持ってきてくださったお気持ちが嬉しくて、「たしか、花瓶が・・・。」と言うと、「グラスでもなんでもいいんだよ。挿しておけば・・・。」と言ってくださったので、細長い、実はアイスと兼用の、置きっぱなしにしていたティーポットにすぐに活けた。

 

Y先生は、高三、看護組三人娘の化学基礎のを担当してくださっている。この三人は、T先生の化学基礎も教わっているなんとも贅沢なお嬢さんたちなのだけれど、学者であるT先生が、生徒たちに「Y先生のご指導を傍で聴いていて、化学を、こんなにかみ砕いて、教えられる人がいるんだ、と思ったんです。」とおっしゃる、元高校化学の先生。私は、予備校で、大先輩として、先生に出会うことができた。T先生も予備校でご一緒させていただいた先生である。

それぞれ、生徒たちから人気がおありである。

とくにY先生は、可愛い生徒を見るように、「センター七割以下、なんていうのはなしだよ。ふつうにコツコツやっていたら、七割はいける。しっかりやるんだよ。」なんて、優しく愛情深く接してくださる。

リンゴ狩りに行って来られたときなどは、生徒には一個ずつ、私には二つ、リンゴを持ってきてくださったりして、なんとも情緒豊かな指導をされているように思われる。どこかに行ったら、また、お家で感じたことを、まるでさわやかな風を持ってきてくださるように、ふわっと新鮮な雰囲気を入れてくださる。

リンゴの香り、水仙の香りと一緒に。

私はふたつだもーん!などと生徒と同じレベルで先生の愛情を感じている教師の私。Y先生が来られる日は、私の、ついつい張り詰めてしまう神経も、宥められる気がする。

「最近もピアノはやってるの?」などと、ビオラをやっておられる先生に訊かれる。

教室においてはあるものの、教師席から、ピアノまでの、距離の長いこと。こんな小さな教室なのに。一か月ぶりに小さな曲を二回続けて弾けた、久しぶり、なんて思っているような状態。

 

今度、懇親会をする。

理系O先生と英語のO先生は、ご欠席だけれど、久しぶりの登場となる、年末年始、ご指導をお願いする、M先生を歓迎する形で、お二人と私と四人で、北陸の冬の幸と共に、しばしの歓談。実は、若いM先生を、二人の経験豊かな先生方に精神的に、そうして学術的に、くるんでいただきたいのである。

出席できないO先生の、残念がられること・・・、Y先生も、「Oさんも来られるの?」などとおっしゃっていた、という話をすると、「新年会がいいですね!幹事やります!」などと張り切っておられる。

 

それより受験だって!

 

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