超絶多忙!
それにしても、この二学期、出講が、教室の生徒たちに、なんだか浮気をしているような罪悪感に苛まされながら、そうしてしかも、大変に時間に追われて生きていた。なんだか割に合わない気持ちもしながら、しかし、生徒さんたちにたくさん愛情をこめて授業し、生徒さんたちからたくさん愛情をいただいた。
二学期が終わろうとしている。
9月からの私にとっては、とんでもなく忙しい日々だった。
朝から専門学校に出講の日が3日。その最後の日は大学と掛け持ち。
夕方、高岡方面に帰ってきて指導。大学の日には、教室に到着したら、生徒さんが玄関前で立っておられた、なんてこともあった。
先週、専門学校の授業がやっと終わった。
正直、かなり負荷がかかるとは思ったが、先生方をご紹介していただいたり、お世話になっている兼ね合いから、仕方なく?と言っては失礼だけれど、間接的には、教室の生徒さんのためにもなっているので、お引き受けした。
悪い癖で、仕方なく、とかなんとか言ってるくせに、そこで出会った生徒さんや、先生方とご一緒するのも楽しくなって、教室のことを考えると、時間的制約から、次は辞めたいなあ、とは思っていても、情が移ってしまって、なかなかはっきり決まらない日が続いていた。
しかし、先日、何か月ぶりかの3日間の休暇が、仕事でおじゃんになって、これは無理やわ・・・、とあきらめざると得ない、と言うか、肉体的にどうしようもないところまできて、なんとなく逃げ回っているうちに、もう、いいですよ・・・、となんだか許していただくような形で、来年度は出講しないで済むことになった。生徒たちには、とっても思い入れがあるし、正直寂しい気持ちがないわけでもない。
来年、2週だけまだ授業が残っているが、さてさて出校できるかどうかも怪しい。なんのせセンター試験前である。もう、担当の先生には、その旨もお伝えしてある。
今年の授業が終わってみて、正直、どれほど忙しかったかを考えると、どうしてやって来れたのかわからない。
頭は回らなくなるし、もちろん、寝る間も食べる間もままならない日々だった。
少しずつ、身体を休めている。
頭はパンパンに張っている。
毎日和文英訳、これは初見で訳すときもある。一緒に訳していく面白さや、間違えやすいところの発見につながる。昨夜も難関大の英文和訳をあれこれ類推しながら訳していた。英作文が面白く、そこは国語が専門の私。まずは、日本語を英文として如何に易しい表現にできるかを考えて、一番間違いが少なくて、かっちりした表現になるよう、工夫する。お互いにお互いの文を、これいいねー、などと言いながら、一緒に解いていたりする。もちろん、しっかり予習しておくタイプのクラスもある。
センターは、そんなに甘くはない。生徒が間違えたら、それこそ頓珍漢な間違いをしたら、ピシャリ!と怒った顔をしたりする。
現代文から古文、漢文、英語の解説や、訳に追われて、私の頭もフル回転である。
中3の数学を教えていると、なんだかホッとしたりする・・・。昨日は円周角を一緒に解いていた。その前は社会の入試問題。あれこれ解説しながら、若い彼らに考えてほしいことも、あちこちに織り交ぜながら・・・。
というわけで、もうすぐ冬期講習を迎える。
そろそろ高2が受験準備に入る。
高三は追い込み。
中三も同様。
朝早く、教室で教材研究をして、教材を作成していた日々が懐かしい。
アルバイト先に顔を出すと、本当に嬉しそうにしてくれた。
普段悪ぶっている子が、満面の笑みで、なんだかできる範囲のサービスをしてくれたり(それを狙っているわけではないが・・・。)、そーっとサービスチケットをくれたりする。
私がお休みした後に顔を出したら、「先生が休んで怒ってますよ!せっかく勉強しようと思って行ったら、櫻井先生がお休みで、ほかの先生に代わったら、つまらないじゃないですか!?」なんて、流暢ではないが、かなり上手な、誠実な日本語で言ってくれた。体力つけてください、とささやかながら、サービスしてくれて、正直じわじわと泣けてきた。教室の生徒さんも、親御さんと一緒に、私の生徒のアルバイト先をごひいきにしてくれていたりもして、なんだか嬉しかった。。
そんな生徒さんたちとお別れするのは本当につらい。ちょっぴり見捨ててくるようで、最初から、後期だけ、というお約束だったけれど、やはり辛い。
でも、私の本分は?と訊かれたら、やはり、教室の生徒さんの進路指導に全力投球することなのだろうと思う。
せめても、できる範囲で、心の中で、彼らを応援し続けたいと思っている。