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親であること


夏期講習をなんとか乗り越えさせていただくことができ、無事に終了させていただけた。

もう、感謝でしかない。

協力してくださった先生方、頑張って通ってくれた生徒さん、送り迎えをし、お弁当を作って、見守ってくださった保護者の方々。

終わってみると、ああ、本当に協力していただいた、という感謝の念しかない。

自分自身も、なんとか乗り越えさせていただくことができた。それこそ、何かに守られて、と言うしかないほどのスケジュールだった。

ところで、昨日、ようやく髪をカットしに行くことができた。本当は、夏期講習前に行こうと思っていたのだけれど、時間割を組むのに精一杯で、とても無理だった。講習中、みだれ髪?をお見せするのか、と気が滅入ったが、お許しいただいて、なんとかやり過ごしていた。

一昨日は、仕事を通じてのランチ会があった。 それならば、その前に、と思ったが、それもとても無理だった。

若いママである美容師さんにヘアマニキュアをしていただいているとき、子育ての話(と言うか勉強の話)になった。ああ、芸術家肌のお子さんなんだな、とお聞きしていて分かった。

どうしても、勉強が、意味あるものに思えてくるまで、「すること」ができない子がいる。それよりどうも大切なものがあるようで。見守られることをちょっとお勧めした。

たった二人の子をもっても、個性も違えば、小さい頃から興味関心も違った。

上は、できない、と言うよりも、関心が、絵にしか向かないようだった。本も読むし、音楽も大好き。ただし聴く方。人が弾いていたり、どこかで聴いた曲も、ちゃっかり頭に入れてしまって、批評はする。が、練習はしない。

下は、むしろ、よくあるタイプ。勉強も、面白いところは、勝手に本を読んでいるし、ワークブックなども一緒にやってほしいタイプ。楽器の練習も、先生の前で、「ママが見てくれなかったから。」と訴えていたりする。運動大好き。友達大好き。人間大好き。本を読むのも大好き。音楽大好き。

親としてできることなんて、知れてる、と思っていた。何かしでかしたときに、頭をさげてやることくらい、と思っていた。

懇談会で、何か言われたら、私は、「すみません。」を繰り返していた。

自分の仕事など忘れて。

究極、子どもにしてやれることなんか知れてる。

親が一生懸命に、その日その日を生きること。

それしかないと思っている。そうして、できることなら、子どもたちより、自分に負荷をかけたい、と思う。

年長になればなるほど、そうだなあ、なんて思っている。

心配するより、精一杯生きよう。

なんだか若いころから、一生懸命、そう自分に言い聞かせてきた。

実際、その人間関係に入っていけるわけでもない。

代わりに勉強してやれるわけでもない。

そうそう、今日は彼がやってきた日。

○○年前の今頃、大きな仕事を成し遂げた私。それでも夕方帰られて、朝来られた同室の同い年の初産婦さん(しかも同級生)のおかあさまに尋ねられた、「まあ、まだなん?」と言われた。そのときはすでにシャワーを済ませて、ベッドの上に座っていた。帰られる頃には、陣痛が始まっていたから。「いえ、さっき産んできました。」と言ったら、「ええっ!?ウソと違うのん?ほんまなん?昨日の夕方と同じ様子で平然と座っているから・・・。」と驚かれ、呆れられたが、私としては、ちゃんと、あんな大変な夜を過ごしたのに!とこちらも笑えて来た。

その直後、看護師さんに、「赤ちゃん持って来?」と言われた。「いいんですか?」と言って、産んで4時間半後には、育児していた。だって、早く一緒にいたかったんだも―ん!

不細工だけど(生まれたてで、まだお風呂に入れてもらっていない様子だった。)、可愛い赤ちゃんがやってきた。ぐすんぐすんと泣いている。どうもママと離れて、寂しくて泣いていたらしい。(今とは違って、当時はそういうかわいい子だったわけですね!)その後、これがママだと知っていて、図々しく、甘えてぎゃんぎゃん泣く。お姉ちゃんは、おとなしいいい子だったのに、泣いて泣いてうるさい男であった。

看護師さんがおっしゃるには、「この子、もうちょっとお腹の中にいたかってん。ちょっと早めに出てきて、不安やねん。だから、いつも抱っこして、泣いたら、おっぱい吸わせたって!」とあまりに不安そうに泣くので、ベッドから落ちないように、柵もつけてもらって、私の左手を枕にして、その上に赤ちゃんの頭を載せた格好で、添い寝させられた。彼が寂しくないように・・・。

なぜか、彼が横に寝ていると、気持ちが落ち着く。看護師さんのご指導で。私の左腕が長らく彼の枕だった。それから、添い寝生活が始まった。寝ている間に当時小さかった彼を、私が大きな体で踏みつぶして、窒息死させないかと母は、真剣に心配した。だって、病院のご指導やもーん!信じるしかないでしょ!と説得した。

そう言えば、この夏は、寝具にもこだわった。

頭痛もしなかったし、肩こりもあまり来なかった。

これは、枕と「コリネット」(マッサージする小さなツボ押し)のおかげである。これはご紹介せねば、と思いながら、数か月が経ったけれど、スグレモノである。

ああ、そうそう。

彼の一年が充実したものになるよう、私もよりますますの精進をせねばなるまい。

これは一生続く課題だなあ・・・。

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