初めての授業ーつづき・・・。


H先生のご提案で、粘土で円錐を作ることになった。私も横でワクワクしていた。

先生が、嬉しそうに円錐を作っておられる様子を写真に撮ろうとしたら、「さすがにそれは・・・。」とおっしゃったが、それはそれは本当に楽しそうである。あんまり表情に出される方ではないけれど。好きだからか、やはり仕上がりが、とっても美しい。これがH先生の円錐。

この実験?を実施するにあたり、糸が必要ね、とか、ナイフか包丁もいる・・・、などと言っていたとき、そうだ!クリアーファイル!と先生は、 ご自分のバッグからクリアーファイルを出そうとされて、びっくりする。そんな大切な学術的クリアーファイルを使われては・・・、と慌てて準備する。クリアーファイルは、写真のように、粘土板に早変わり。

糸や、ナイフで、この円錐を断面的に切る。その断面の形は、どんな風になるだろうか、というお話。

いろいろ考えてみる。

円、は当たり前にある。じゃあ、楕円は?扇形は?など、普通、考えることのないような話題で、盛り上がる。

本当の数学ってこういうところに面白さがあるんだよなあ、なんて感心する。

代数が好きで、大のお得意のKくんも楽しそう。今回の期末考査では、国語もいい線行ってたし、なかなかの成績だった。何と中学校は、H先生の後輩である。写真のは、Kくんの円錐。

円錐、角錐の「錘」の字って、きり、という字なんだなあ、とあるとき授業をしていて、気が付いたことがあって、妙に納得したことがあったっけ。ついでに、法線ベクトル、という言葉の意味が知りたくて、法面、っていうじゃないですか?と数学の先生に教えていただいて、漢和辞典を調べたことがあった。直角に切る。だから、はっきりさせる、法学の法、ともつながるのか、だから法線ベクトルね!と納得したことがあった。鮎という魚の字は、占う、という字からきている。占う、というのは、吉凶、どちらかにはっきりくっつく、ということから、くっつく系の漢字に使われる。だから、貼る、だし、鮎は、ねばねばしているから使われる。何より粘土の粘、これはまさしく粘る・・・・。

ああ、別に、数学の話を、無理やり国語の話にもっていったわけではなく・・・。

ついつい漢字に感動してしまうだけで・・・。

一生懸命に円錐を作っている、Kくんの指先。

人の手から、いろんなものから作られる・・・。

だから、artはarmからきているらしい・・・、などと、国語の評論や英語の語源の話にまで持っていくのは、欲張りすぎというものかな?

これが、今回の課題を持ち込んだ、張本人である、Iくんの作品。彼が、もし、質問してくれなかったら、もしH先生が、その質問に反応して、作ってみようか?と言ってくれなかったら、こんな創造的な授業にはならなかっただろうなあ、となんだかときの巡りあわせに感謝してしまった。

中一ハイレベルクラスでの、今年初めてと言ってもいいくらいな、実践的な授業になった。

二人とも、いろんなことを考えるのが好きな生徒さんだから、こんな授業は、きっと刺激的だろう。

私ではできない授業。数学ではね。

だから、国語で、英語で、社会で、いろんなことをやってみたいなあ、と思いながら、冬期講習の時間割と先生の配置を考えている。

みんなにとって、本当に充実していた、と思ってもらえる冬期にしたい。

そうして、昨年中三だった、高1生で、本当に頑張ってきた生徒さんには、お休みをしていただこうと思っている。今しか休ませてあげることができないから。彼らは、本当に走ってきて、頑張ってきたから。

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