赤い達磨 VS ブルドーザー ?
あのさあ・・・。
件のスポーツは、何を隠そう、教室では一番所属する生徒の多い部活のスポーツでもある。
シューズは高いのと安いのでは、違いがあるの?などと生徒に質問したりしている。
高校生のNくんが、先生とUがやったら、どうなるんすか?
と言う。
ちょっぴり不器用で、今年高校に入って始めたUとだったら、いい勝負かもしれない。
かつて予備校の同僚に、赤いベストを着ていた時、「先生、赤がお似合いですね。」と言われ、「何が言いたいんですか?」と訊いたら、「いやあ、まだ、誰も達磨みたいだとは言ってない。」なんて言われたら、横で、化学の先生が、「いやあ、達磨大師ってのは、男性じゃないかなあ・・・?」だなんて、からかわれたことをスルーするかのように言ってくださった。
その件があったので、Nに、達磨がやってるみたいって?と聞いたのだった。
そうしたら、Nくんたら、先生とUだったら、と言うのである。
Uは、すっごい勢いで勉強する。
まるで、ブルドーザーのようね、と笑っている。
とにかく、目の前にあることを、方端から片付けていく彼を尊敬しつつ、その仕上がりを称えて言った表現だったのであるが・・・。
Nは、達磨とブルドーザーの対決?とからかったのである。
想像して大笑い。
ブルドーザーに、赤い達磨の私が掬われていくよう・・・。目に浮かぶ・・・。ハハハ。
それをUくんに言ったら、「確かに面白いっすね!」
誠実な彼が、八重歯を見せて、高校生らしいさわやかさで笑ってくれた。
なんだか微笑ましい会話だったなあ。
達磨は、絶対に転ばないのよ!
そうっか!Uが助けてくれるよね!
本当にいつか、みんなでやってみるのも面白いかもしれない。
意外に実現したりして。
でも、O先生を初め、めちゃくちゃうまい人が多いからね・・・。