抜け出した感じ・・・。
突然、やってきた、抜け出した感じ。
停滞、っていうんでもないんだけれど、なんだか変だった、この10日間。
本を読み、時間があったら、休んでいた。たくさん眠った。
面談もたくさんしていて、新入塾生も入られて、仕事は進む。
しかし、私自身は休んでいた。
仕事をしているけれど、それに、以前より、内容も濃くなっているけれど(逆に精神面重視より、教科重視にな
れていたりして。)、私は休んでいる感じだった。
昨夜、面談があって、今朝早くから仕事があるから、まあ、早く眠ろうと思って、ベッドにもぐりこんだ。
ある本の一節が、突然こころに響いて、ああ、、自分で何とかしようとしていたし、どこかで、「あのとき、こうしていれば・・・。」と考えていることに気付いた。
違う。
全力を尽くし、自分のできることはすべてやって、そうなったこと(別に自分の失敗、とかいうのではないのだけれど。)を、なぜか自分のせいにして、しかも好きでもないものを好きになろうとして、嫌いなものを、嫌いでないものにしようとして、つまりは、自分の力で、「頑張って」きたんだなあ、と思えて、スーッと眠れた。なんて、ウソ。いつもグーグー寝てる。けど、めちゃくちゃ寝つきがよかった。
今朝、久しぶりに寝覚めがよかった。
なんだか悟ってしまった。
必然性ってある。その時そうなるようになっているってことが。
もちろん、偶有性、っていうのも信じているけど、その偶有性だって、私は、必然の上に成り立っていると思う。
折も折、今朝一番の仕事は高1の国語、現代文の仕事だった。
ハイデッガーの『時間と存在』を引用した、まさにタイムリーな文章だった。
絶妙のタイミングで、「それでいいんだ!」と言われている気分。