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楽しかった!―大学の授業!


忘れるどころか、その日になったら、めちゃくちゃ楽しみにして、久しぶりにスーツを着て(O先生には、中身がない分、外見スーツなの、なんてジョークを言ったりして・・・。)、出掛けてきた。途中でスタバに寄るのも忘れずに・・・。あまり食欲がなかったので(なにせ繊細なので、初めての学生さんと会う、と思うと、ドキドキして、何も食べられなくなってー♡なんて、可愛い子ぶってみたりして。ハハハ)、新作フラペチーノだけにすることにした。テイクアウトにしようかなあ、と思ったけど、まあ、なんだか予備校生風の男子がいて、 つい近くに座りたくなった。彼は、古文単語集を開いたまま、なあんと、ゲームに興じている。横で、勉強しているおばさんは、何か声を掛けてしまいたくなる。

犯罪ではありませんから・・・。

労働系の勉強をしていて、付箋を忘れたことに気付く私。

何冊もの本を参照しなければならない分野で、付箋を忘れて、何にもできないではないか・・・。

そういう理由を作って、「あの~、」と言ってみる。イヤホンをつけている件の彼は、なんか聞こえるけど?という風に、キョロキョロ。私だとわかって、正面を見たときの目は、確かに驚いてはいたけれど、優しかった。ちょっと微笑みを浮かべていた。それに、横顔はふっくらしていて、透き通るように白いお顔だが、正面だと、いわゆるイケメンではないか!イケメンに関心はないが、その彼に、「あのー、付箋はお持ちではないですか?」と訊くと、「いいえ。」おまけに、ちゃんとお返しする気持ちもあるところをお見せするために、「国語系列でしたら、何でも聞いてください。大丈夫ですから・・・。」などと言う始末。

仕方がない。そこにあった、紙をクチャクチャに切って、付箋の代わりにし、大事な本の間にあちこちにはさんだ。

もしかしたら、新手のナンパだと思われたりして・・・、と楽しい想像をしたりして・・・。

だって、今日の新入塾生には、32歳に間違われたんだもーん!

それはないだろう。

自分に声を掛けた後、おばさんは、突然嵐のように勉強し出し、瞬く間に予習を終え、さっそうと風のごとく走り去ったのだから。たぶん、勉強好きの変わった受験生のおばさんに見えただろう。(何気に太宰の戯作風の真似。)

さてさて、大学に行くと、想像していたよりもたくさんの学生がいて、面白かった。

全員にプロフィールを書いてもらって、受講した動機や、出身校や部活などを書いてもらう。

もちろん、率直に、私は何歳くらいに見えるでしょう・・・?なんて質問も入れて・・・。

そういう時、すぐにばれるようなことを先に行ってしまったりして、訊く意味ないね、とうこともあるけれど・・・。

昔から、社会保障制度などには、関心が高かった私。

この分野では、語ることがたくさんある!

高3のとき、受験科目でもないのに、母校に、その辺が大好きな先生がいらして、みんな周りは寝ているのに、選択政経の授業、目を輝かせて聴いていた。あまりに熱心なので、周りに、「政経取ってんのかと思ってたわ!」と言われる始末。

熱く語ってしまった。

実を言うと、予習はあんまり真面目にやってはいなかった。

だって、相手のあることなので、まずは、彼らの状態を見て・・・、と思っていたが、私が熱く語ると、彼らもいろいろ発言してくれて、嬉しくなってしまった。

来週からは、私の本領発揮!

それにしても、年齢が高くなるほど、指導って楽になるのはなぜだろう?

週に一度、彼らに会うのが、どうも最高のリフレッシュになりそうだ。やっぱり。

授業のあと、残って、いろんな話をしてくれる子がいる。前期もそうだったけど。

多分、子育ての経験がなかったら、私はせいぜい高校生までだったなあ、と実感させられる。

ほかの予備校の先生は、はっきり、「中学生は苦手で。」なんておっしゃる方も多い。

私は苦手なのではなくて、年齢が高くなるほど、楽、っていう感覚だ。

年齢が低いほど、精神面で、気遣うことが多いし、教科内容も、かみ砕いて話さなければならないし・・・。

神経を使う、と言った方が近いかなあ。

いろいろ若者の考え方が分かって、とっても楽しい。

ただ一つ残念なのは、可愛い女子が、たった一人なのである・・・。あああ。

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