大学の授業
今朝、昔の教え子が歩いているのを見た。本当は、大学生かな?と思っていた。
大好きな生徒だった。
お弁当袋を持って、ちょっとうつむき加減に、多分予備校に行くんじゃないかな、声を掛けようかどうか迷ったけれど、遠くから見ていることにした。
きっと今のこの時期が、その後の人生の素敵な実りに繋がる時期だとは思えなくて、ちょっと辛い想いも抱えながら、生きているんじゃないかな。なんて想像してしまった。苦しい時期を乗り越えるからこそ、その後の時間は輝かしいものになるのだと思う。
今日、大学で、三回目の授業をしてきた。キャンパスをめぐる新緑がきれいだった。
だんだんコツがつかめてきて、何をすればいいかが分かってくるし、一人一人の顔が見えてくる。
そんな中で、少しずつ生徒と仲良くなってきて、今日は、私の似顔絵を描いてくれた子がいた。
「めっちゃ似てるー!」と隣の生徒が言っていたので見たら、結構、年輩風ではあるけれど、可愛く描いてくれていた。「可愛いやん!」と言うと、「先生が可愛いからですよ。」と言ってくれた。
「そんな、女の子に告白されても・・・。」なあんて行ってみたりして。男の子なら、もっと困るけど・・・。ちょっとあほらしい話ですね!
その昔、男の子のハーフの赤ちゃんの顔に私が顔をくっつけると、チュッて、唇を奪われてしまった。ママは、パパに、その様子を嬉しそうにおかしそうに英語でペラペラ話していたっけ。
仲良くする、って楽しいことだと思う。
愛しく想う、って、素敵なことだと思う。
それから、人を大切にするって、それこそ大切なことだと思う。
人を粗末にして、自分が大切にされることってないだろうし、逆に、自分を大切にできない人が、人を大切にすることはできないと思う。