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思いめぐらすこと。


授業をしながら、あれこれ考えていた。

生徒たちの演習中などに。春期講習中は、もう、頭の中は、フル回転。

もしかしたら、毎年のことになるのかもしれないけれど、一年一年、生徒さんの性質や、成績、状態などが違うのか、個別指導にしたほうがいいのか、あるいはクラス指導にしたほうがいいのか、個別とクラスの併用にしたほうがいいのか、また、私自身の時間のやりくりもあって、それはもう、どうしたらいいか、いつも頭の中はぐるぐる回っていた。

国語一教科を受講している生徒さんでも、ほかの生徒さんと一緒にしたほうが、ご本人の個性が活かされて、伸びるんじゃないかな?とか、この科目数をうまく指導するには?とか、進路に合わせて、この子とこの子は一緒にしたほうがいいな、とか、個性や進路などを考え合わせて、いろいろ考えていた。

今日は、画期的なことを思いついた!

内部進学される、国語ができる生徒さんなので、そうだ!中二クラスにいれてみよう!と思いついたのだ。それも指導中のこと。国語は、レベルがあって、ないような、不思議な面のある教科である。何か指導上の案が思い浮かぶのは、ふとした瞬間であることが多い。

さんざん考えてきて、考えるだけではだめで、ある程度の時間が経って、機が熟したときに、ふと思いついたことを実行して、それが良い効果につながることがある。

今年の新高1の指導がそうだった。

彼らは個別指導をお好みなのではあるけれど、そろそろクラスで競わせてみては?と思い、冬期講習は、クラスを足した。そうすると、なんだかいい感じなので、三学期も継続してみた。その、周りも頑張っていて、でも、個別も、という形態が良かったようで、切磋琢磨しながら、彼らは本当に成績を伸ばされた。

やってみなければわからない。でも、もしかしたら、効果的では?と思われることはやってみることにしている。

たいていは、その思い付きって、それまで考えてきたことの結果であって、結構いいことになったりするのだけれど。

それから、国語の授業は、もっとアドリブを効かせて、「櫻井メソッド」流に、自分なりのテキストにどんどん移行させていってもいいな、と思っている。

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