泣きたくなるくらい素敵な本!
昨夜から読み始め、今朝の午前中に久しぶりに読み終えた本。
確かに前から読みたかったのだけれど。
その内容が、じわじわと効いてきて、心に沁み込んでいくのが分かる。
おかげで、今日の国語の指導で、その内容を生かせることができた。そう、活かす、より、生かすという感じ。
一冊の本が、一日を思い切り変えてくれて、そうして、その後の人生までも変えてしまうほどの影響を与えてくれることがある。
数年前に出会った、フランクルの『夜と霧』もそうだった。
「人生に意味なんてない。人生のほうから、我々に意味を問うている。」
その、字面だけ追ったのでは到底理解できない内容が、そのときも心に沁みて、そのあとの生き方に、大きく影響してくれたのだった。
今回も私への影響は大きかった。
最近、図書館へ行く時間などない。昨夏、返却がなかなかできなくて困った経験から、もう、本を借りるのはやめようと思ったほど、忙しくなってきた。本屋さんにもなかなか行けない。
今日は、二冊の本が届くのを待っていた。
有名な古典なので、古書だと思っていたのだけれど、なんと新しい本が届き、我ながら、贅沢をしたものだなあ、なんて、呆れてしまったのだけれど、今日は、比較的時間に余裕があったのか?(つまりは明日二次試験)、ちょっとずつの時間を本を読むのに充てることができた。
『陰隲録』と『呂氏春秋』である。
大学受験国語の漢文で、よくお目にかかる作品である。
ただ、大学受験の指導のために読みたくなったのとは少し違う。
大学受験指導国語でお目にかかる文章で、どうしても読みたくなってしまう本がある。
どちらもそうだった。
どうしようもなくトキメク。
新しいキッチン用品を買ったとき、何かインテリア方面でのファブリックを買ったとき、それはそれで、新しい気分になるのではあるけれど(正直洋服は、仕事のため!という、どうしようもないやつではあるが。そうだ!スーツを見てこなければ。ちょっとめんどくさいなあ・・・。でも仕事のツールだしなあ・・・。でも、紺色の思い切りビジネススーツなら、ちょっと嬉しいかも?ちょっとごつめのにするか!)、そりゃあ、なんたって、新しい本と出会うことほど嬉しいことはない。
今日は、ちょっぴり時間がある。
だから、さっさと用事を済ませて、読むことにしよう!
ついでながら・・・。
受験生のことを心配しながら、そればかり考えているのは、どうもよくないようで、教師としても、その日するべき自分のことを、精一杯やるほうが、どうも、子どもたちは勝手に実力発揮するようではある。
それぞれが、それぞれの人生を闘っている。
とはいえ、今頃は・・・、とついつい考えてしまうのだけれど。