メンテナンス
昨日、エイヤっと思って、件の白いザッハトルテを食べに行って来た。
自分のメンテナンスも大事な仕事のうちなので、思い切って出掛けた。
サンドイッチに、甘い甘いフラペチーノとザッハトルテ。
さぞかし癒されるだろう、と思っていたけれど、何が何が。
受験真っ最中の今、何を食べても、あー、おいしー!とはならない。
本や手帳を持って来なかったことを悔やみながら、周りでパソコンを触っている人たちが恨めしくなる。
もう、今は、仕事のこと以外は、どうも頭に入らないようで、いや、もちろん心にはもっと入らないようで・・・。
食べてみたけれど、確かにおいしかったような気がするけれど・・・。
今の私に、食べ物にお金をかけるのは、めちゃくちゃもったいない、ということに気付いた。
たぶん、映画やコンサートに行っても、ダメだろう。お買い物だって、必要なものしか見たいとも思わない。
教室の生徒さん用のチョコレートだけ買い込んで、ついでにあったかそうな紺色のパンツを買って、それでおしまい!何を見ても、素敵!とはならないし、本屋さんでも、せいぜい参考書や問題集しか目に入らない。今は、体力維持できる食べ物が最高!そういえば、先日、教室に届いた野菜のなかの、フリルレタスをKくんとバリバリおやつのように袋ごと二人で食べて、「おいしいねー!」とやっていた。体にいいものは、体が分かっているようで・・・。
そう いう状況の中で、なぜか生徒さんだけは増えていている。
もう通い始めた生徒さん、三月からの予約の生徒さん、四月からの生徒さん。
「予約を入れておかなくちゃ、と思って・・・。」と言ってくださるのには驚いたりした。
県立入試、そうして、せいぜい大学の後期試験くらいまでのことしか考えてはいなくて、そうして、今度高一、中一になる子たちを何とか軌道に乗せて・・・、などと思っていたので。
新しい指導もある。
今日は、久しぶりに大学受験数学の指導をした。
解けば面白くなってくるので、明日は早起きして、数学の問題解こうかなー、なんて考えている。そういう奴だ。私って!たぶん、実行はしないけれど。
最近、生徒さんを怒鳴りつけることが多くなった。「これができないって言うんだったら出ていきなさい!」ほかの先生が出した宿題を、分からない、と言って放っておいた生徒に、ここを乗り越えないと、と思い、散々叱った挙句、かなりフォローして、作らせてみたり、逃げないように説得したり・・・。
私は、性分的に、人のことに立ち入ったり、えらそうに物言ったり、叱りつけたりするのは苦手である。人の自由、である。お金をいただいて、人様の子を叱りつけ、そうして、感謝されている。乗り越えてもらうために。
叱りつけているのに、ぼろっかすに言っているのに、なんでお母さま方に感謝されるのかしらん?
でもでもでも、私は、思いっきり疲れるほど、全力で叱りつけている。
だって、人の子一人の人生がかかっているのだから。私たちの肩に、その子の人生がかかっているのだから。
叱ってもらったり、誰かを頼っているほうがずっと楽である。
そういえば、開校当初から、誰かに早く経営はやってもらって、教科指導だけしたいなー、なんて、甘ったれたことを考えていた。最近は、かなり大人になり、自分でやることにしているけれど、その代わりに、助けてくれる人もたくさんできつつあるのかもしれない。第一、自分のやりたいように教育活動がしたくて始めたのだから、当然、自分でやらなければならないのである。最近は、かなり覚悟ができてきたので、私は私で、進歩しているということで・・・。
昨年の今頃に比べると、精神的にも体力的にもかなり楽になった。生徒さんの数は増えているのだけれど・・・。
慣れたということだろうか?