不思議な一日
今日は、やる気満々で、そしたら、面白い出来事が重なる。
新しい勉強を始めるので(また怒られそうだが・・・。)、本を購入したら、その後、面白い講座をまた一つ聴くことになった。まったく新しい分野であって、でも興味のある分野。ただし、今まで勉強していたのと、もちろん大きく関連のある分野。
調子に乗って、イヤホンをつけて、英語の勉強を始めていたら、お約束していた業者さんがいらした。
昨年、開校してから、お世話になり、そして、その人が来るたびに、本気になっていったという、その人はいらっしゃらなかったけれど(今、彼は九州におられるはずで、早く帰って来ていただきたいのだが。)、その会社の人がお二人いらっしゃった。今回は、お話を聞くだけにしようと思っていたのだが、新しい仕事にめちゃくちゃ必要な案件であって、またまたご縁を感じた。
九州にいらっしゃるOさんとだけ、ある意味、信頼関係が築けていると考えていたのだが、今度いらした方も、真剣に教室のことを考えてくださっていて、その熱意は伝わってきた。で、今度は、Oさんを含めて、三人で、これからサポートしてくださると決意を語ってくださった。
そして、夕方。授業をしていたら、電話が掛かってきた。
高校生の男の子が、自分で、受講したいのですが・・・、ということだった。
どんな子なんだろう?と考えていた。
学ランを着た、そして、その学ランがめちゃくちゃ似合う、素敵な男の子だった(櫻井先生にかかると、生徒の皆さんは、全員素敵な子。特に女子にはめちゃくちゃ甘い。どの子も可愛い女の子になってしまう。スミマセン。声色まで変わっているのが自分でもわかる。)。
面談をすると、いつものように皆さん、すぐにうちの教室にと決めてくださる。でも、今日は、生徒さんだけだったから、一度、ご家族で話し合ってもらった方がいいということに、決まった。そう、話し合って、一緒に決めた。でも、本当にいい子だった。優しくて、繊細そうで、考え深そうで。国語的深さのある子だなあと思った。
でも、これもご縁だから、彼に最もふさわしい教室が決まればいいな、と思っている。
ただ、今日、なんとなくわかってきた。この教室のカラー。
ここに、自ら入って来てくださる人の雰囲気。
そして、私が一番求めているもの。
もしよかったら、今までよりも、素敵な部分をたくさん見つけさせていただきたいと思っているということ。勉強を通して、自分の可能性に気付いて、今までよりも、魅力的な自分を発見し、それを受け入れていってもらいたいのだということ。
それが、今まで教室に来てくれている生徒さんに私が一番したいことなのだったということに、今日、気付いた。
昨年、新人のとき、Oさんが連れてこられたTさんが、すごくしっかりした雰囲気になって、成長した様子で来られて、それも嬉しかった。私っていう人間を、O先生じゃないけど、ちょっぴり見抜かれているんだなあということもわかった。
O先生とOさんは、雰囲気がとても似ている。
Oさんは、クライアントのためにならないことは絶対にしないし、クライアントが困ったら、どんなに遠いところでも、駆けつけるような人。埼玉から富山に転勤してきた後、埼玉のお客さんが困っていると聞いたら、飛んで駆けつけて行っていた。
なんだか、似ている人が集まっているような気がする。
O先生も、昔の生徒が困っているという連絡を聞くと、必ず駆けつけている。女性の私と違って、勘違いされないように、気をつけてくださいよ、と注意をするが、あっけらかんと話すので、全然教師として以外の気持ちはなさそうである。ちなみにO先生と私で、先輩の先生のコンサートに行って、それこそあっけらかんと、おおっぴらにその話をして、友人の先生数人に叱られたことがあり、その話をO先生にすると、えっ?そんな堅苦しいもんなんすか!?と言われる始末。二人で、怒ってもらえるなんて、光栄です!と変な喜び方をしてしまった。弟とコンサートに行って、叱られた気分。
教師は教師。教師としてしか生徒を見ることはできないし、もしも表現するなら、母親的に、ご両親に連帯している心はあるかもしれない。
生徒が笑ってくれれば嬉しいし、泣かれたら、淋しい。やっぱり、幸せでいてほしい。