実は・・・。
このひと月、実は私の魂は、ある町の、ある夕暮れ時に、ある通りを歩いていた。そう、本当にいつも。ある場所から、スーパーまでの道に、素敵なカフェがあったり、本屋さんがあったり、反対の方に行くと、ケーキ屋さんがある。実際にも、行きたくて行きたくてたまらなかった。
最近、私の一番行きたいところは、ケニア、キリマンジャロ、ビクトリア湖、なんて言うので、生徒は、私が今いる場所は?なんて言ったら、そう答えたかもしれない。ある生徒は、ある食料品店(調味料がたくさん売っている。)の名前を言った。二人ともお料理が好きで、よく話題に上るので。
けど、違う。私が日常を過ごしたことのある場所ではない。でも、私にとって、とても大切な場所。住んだこともないのに、なぜか、そこに私がいるような錯覚を起こす。誰かが
今度行けるのはいつだろう?
なんて話をしたら、さぞかし変わった先生だと思われるだろうけど、結構、教室に通ってくれる生徒さんは、そんな感覚を一緒に感じてくれたりする。その感じ、なんとなくわかる、なんて、昨日は、中1の男の子に言われた。ちょっと違う話だったけれど。国語の先生だから、まっ、いいか!ということにしていただこう。