Cちゃんに可愛がられる私?

September 1, 2015

 

 

 

初夏に、めちゃくちゃ甘ったるい服を買った。

生成りの、ノースリーブとちょっと半袖の間のようなブラウスに、レースのように、太いサマーヤーンで、縁取りされた、ちょっとセーラーみたいな襟がついているトップス。

まさかこれを着て授業はできないだろうと思っていたのに、用事でお会いしたとき、着替える暇がなくてそのままの格好でお会いしたKくんのお母様には、「似合う、似合う。いいじゃないですか、それで授業しても。」と言われ、なぜか、何かの折に着替える暇がなくて、こんな格好で授業してごめんなさい、と言いながら、恥ずかしがって授業していたら、高校生のCちゃんには、「可愛い!」を連発され、それからは、彼女のお気に入りになって、彼女へのまるでサービスのように、着てみたりして、「私、その服、大好き!」と言われている。教師の威厳も何もありゃしない。ただし、予備校での授業では、むしろなんでもありで、結構適しているかもしれない。

 

昔は、こういういわゆる可愛い系の服は着なかった。

特に、高校・大学時代は、ボーイッシュな服装が好きで、髪もいつもショートカットにしていた。パンツルックが好きで、もしかしたら、男の子になりたかったのかもしれない。

 

ついでに、私は、今、大失恋中。

誰に?

それは、母に。

 

知っている人は知っている。

 

あれ?なんでも、信頼して、お母さんに相談してたんとちがうのん?と半ばからかう人もいる始末。そう、八つ当たりできる人。

こんな年になって、親離れしようとしているらしく、私は、ちょっぴりさびしい想いを抱えていて、ホームパーティーのときは、お料理を作るのがやっと。そのあと疲れて、ちょっと変だった、と言う人もいたけれど、生徒たちには面白かったらしい。

 

ホームパーティーをした頃、私は、些細なことで、母に失恋し、淋しくなって、おかしくなっていた。

もしかして、この、私と母の関係が、子供たちと私の関係に投影していたのだったらどうしよう?とまで考えた。

 

たぶん疑似失恋で、ただ、親離れしようとしているのだと思う。真ん中っ子で、一応三人兄弟の中で、一番しっかりしていると言われている私は、どこかで母に甘えたくて、いい子ぶっていたけど、いろいろ褒められそうなことをやってみて、でも褒めてもらえなくて、とうとう化けの皮をはがされ、拗ねているのだと思う。しばらく拗ねていることにしよう。かなり子どもっぽいけど。

 

いろいろやった。

勉強もしたし、ピアノも弾いたし、お手伝いもしたし、母が助かりそうなことはなんでもした。現役で大学に入ったし、高校の先生にもなった。お料理も母と妹と私のなかでは、たぶん私が一番上手。お裁縫も負けない。でも、母に褒めてほしい。でも、あまりにできることが当たり前になっているようで、ほめてくれない。教室も開いたし、いっぱい勉強もしたんだけれど。

妹は、いいなあ。いっぱいほめてもらえて、と思っている。

 

この件、知っている生徒は知っていて、失恋のきっかけも知っていて、その些細な出来事に、やはり「可愛い、可愛い!」を連発され、でも指導はしっかり受けてくれているところがおかしなところではある。「何よ、それ。私が子供だってこと!?」と憮然としている。

 

頼りになる人と歩くとき、私は、左を歩いている。いつでも利き手の右手で捕まえられるように。

母と歩くとき、私は左を選ぶ。だから、やっぱりどこかで甘えているのだろう。

 

 

子どもたちが小さかった頃、私は、いつも娘と歩くときは、左を歩かせていた。息子と歩くときは、いつも右にいたような気がする。小さいのに、どこかで頼りにしていたのかもしれない。それは、本当に無意識でのことだけれど。

そして、甘ったるい服を着るようになったのも、息子が生まれてからのような気がする。

 

なんだか、いろいろなことから自立するときが来ているようで。その分、精神的に自由になれるのかもしれないし。そして、自立できたら、いよいよ勇気を出さなければならない。

 

ちなみに、O先生と歩いたときは、彼は左を歩いていた。私は、「私に着いてきなさいね!」とお姉さんの気持ちでいるらしいなあと思った。

 

娘はいいなあ。頼りになる弟がいて。

私の彼女への最大のプレゼントは弟を産んであげたことだと思っている。偉そうにできて、しかも本心では甘えられる弟。しかもめんどくさいことはまったくなくて、顎でこき使える弟。いいなあ。私もほしいなあ。きっと、姉に何かあったら、彼は絶対、何ごとに代えても、守り通すに違いない。昔からそうだった。私たちが死んだあとでも、絶対、守り抜くだろうと思う。

ちなみに幼稚園時代の息子の三年連続の七夕様への願い事と、私の最大の願い事は、同じだった。

 

「弟がほしい。」

 

彼の夢が叶うたった一つの方法がある。弟さんのいらっしゃる御嬢さんにお嫁さんになっていただいたらいい。なんて名案なのだろう。

 

ちなみに、私は、またまた、仕事に励まなければならない。新しい仕事が私を待っているから。ちょっとしたプロジェクトの一端を担うことになるかもしれない。そうそう、メンターの授業もあるし、来週はセミナーも受講しなければならない。失恋している場合じゃないんだけど・・・。

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