Sくん


そう言えば、Sくんとは、もう一つおかしな思い出がある。

ある先生に「筋金入りのお坊ちゃま!」なんて言われていた彼。お父様が学術的な会に出席ということで、神戸に行くというから、「そんなんしててええのん?よう、許しはったなあ。」とちょっぴり嫌味を言った。で、「姉にお土産頼まれてるんすよ!」と言う。神戸、だし、「お坊ちゃま」(その割に私にはひどいことを言って!)だし、一応。だから、どんな素敵なものを頼まれたお姉さま?と思って、聞いてみると、なんと、それは、「551の蓬莱の豚まん」!

なんでびっくりしたかと言うと、それはあまりにも、正しいお土産のリクエストだから。大阪で、一番おいしいものは、蓬莱の豚まんに決まっている。母などは、OL時代から、友だちとよく食べていて、おのころは○○円やったのにー、なんて言ってる。

数か月前、T高校の子が本屋さんで、教材を買った後、本屋さんの前でたむろしていた。その一人の自転車のかごに、なんと、あの551の蓬莱の豚まんの、バッグ。しかも保冷バッグ!学ラン姿の、まあ、賢そうな男子生徒相手に、「アッ、これ!どうしたん!」と言うやいなや、「もしかしてお弁当入ってるのん?」とチャックを開けて確かめてしまった。さぞや変なおばさんだっただろうと思うが、「あんたのセンス、抜群やわ!どこで買ったん?」と言ったら、大阪らしく、「今も売ってる?」と訊くと、なんと期間限定だったらしい。

しかし、そこでは終わらない。私は大阪出身で、○○の後輩だけど、などと話しこみ、「川端康成って知ってる?」と訊くと、半分は知らない。「ちょっと、どこの生徒よ!」と嫌味を言ったが、なぜか手を振って、楽しそうに帰って行ってくれた。学ラン、懐かしいなあ。

そう言えば、高校教諭時代、生活指導をしていて、学ランのホックを留めなさい!と言うのが、かなりの仕事の割合を占めていた。母校の生徒で留めていた人いたかしらん?と思いながら、でも、人間、立場と言うものがあって・・・。

中部高校出身の先生にお訊きしてみたことがあった。「なんで高校生は、学ランのホック留めなんでしょう?」と。すると、「そんなもん、ホック留めなさい!」って言われるからに決まってるじゃないですか!なるほど・・・。我々の仕事はなんだったのだろう?自分たちで仕事を作り出していたわけですか?

そう言えば、先日、京都の大学に進学した(の、要らない。)Kくんと再会した。ソフトクリームを食べていて、それはへたくそな食べ方をしていて、身なりからも、ちょっとは自分の学校の対面も考えてね!といういでたち。あれこれ話した挙げ句、「農学部に行った、あの子、誰やったっけ?元気にしてる?私ファンやったんやけど・・・。」と言うと、「会いませんねえ。」

その昔、ときどきその農学部に進んだH君を、可愛さのあまりにからかった。「ふうん、農学部行って、ヘルメット被って、実習に行くのん?」真面目なH君は顔を真っ赤にして、余計に可愛かったりして。それを見ていたSくんは、「ダメっすよ!H君いじめたら!H君はいい子なんだから!」と怒られた。

祝勝会で、H君に「握手して!」とお願いすると、握手してくれたけど、すごく真っ赤になって可愛かった!それを見ていた同僚は、口悪く、「H君、女性と握手するの初めてだったんじゃないですか?」ええやん、なんでも、憧れのH君と握手できてんから。

またまたO先生に、そんなことしてたんすか!?とびっくりされそう

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