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ちょっとほっこり♡


 今日は、野球少年二人の指導から始まりました。最近厳しいことばかり言ってたけど、手綱を緩めるわけにもいかず・・・。

 午前中の指導が終わって、二階の自習室で、二人がお弁当を食べている暇に、ちょっと気分転換にピアノを弾いていました。

 最近はしっかり練習できていないので、クラシックの本格的な曲は弾けません。だから、オペラの中にある小さな曲とか、ドラマの「坂の上の雲」のテーマ曲である「Stand Alone」とか、弾きやすいものをちょっと弾く程度ですが、バッハを弾いているときに、野球少年のおばあ様がお迎えに来られて、ちょっぴり恥ずかしい想いをしました。全然弾けないなあ、と、ほんと一人で顔を赤らめる思いで、うつむきながら弾いて、落ち込んでいたときに、「まあ、先生!」とびっくりされたご様子で、教室に入って来られました。「いえ、今、お二人、お弁当を食べておられるので、ちょっとお許しいただいて・・・。」と恥ずかしがってしまいました。

 二人にピアノ、うるさかった?と訊いてみると、全然!と言ってくれて、しかも残ったお兄ちゃんは、自習道具を下に持ってきて、ピアノを聴いてくれました。「俺の知ってる曲とかないんすか?」なんて言って。彼がわざわざ聴きに来てくれて、ちょっとホッとしました。ピアノはコンプレックスでもあります。いつも弾けないなあ・・・、と落ち込んでしまいます。本当に弾ける人というものを知っていると、ピアノを弾きます、と言うのもときどき苦しいくらい。

 でも、保育士採用試験を受験されるお母様は私のレッスンと相性が良いらしく、少しずつ上手になっていかれます。音楽の世界って残酷だと思います。私にとってはね!なんか、ちょっと弾ける、というのが、苦しくなります。本当には弾けないって思ってしまう。一度しっかりレッスンを受けなくちゃと思っています。

 恥ずかしいのを承知の上で、死ぬまでにきちんと弾けるようになりたいのは、ベートーベンの「熱情」、ショパンの「英雄」と「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調作品22」です。またまたやりたいことがたくさんあると笑われそうですが、最晩年で大丈夫ですから。本当にちょっとずつでいいから、夢に近づきたいものですね。人に言わなければ、元来のんびり屋の私は、絶対にやらないでしょうから。

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