発見。
この一週間は、大騒ぎの一週間だった。
そのおかげで、昨日は、落ち込みモードだったのが、昨夜、解決を見、今日はお詫びに行く事態となった。まるで私の生き方が顕れたような一週間だった。早朝目覚めて、ひと仕事をし、そして軽く一休みして、本格的に起きてみたら、さっきのは現実だったのか?と思うくらい、起きているのか眠っているのかわからなかった。ある種のショックを受け、人生観を変えるほどのショックで、結構つらかった。でも、たいていの場合、ショックは最高の賜物をもたらす。私の場合、それは、自分の内面世界を変えるようなものになることが多い。
心理学の世界では、潜在意識が浮かび上がってくると、眠くなる、ということらしいが、これは、自分の意識を整理するためであるらしく、私も、ある意味、そのために、眠っているのか起きているのかわからない状態になったのかもしれない。今日は、ふわっと気持ちのいい眠たさに包まれている。
最初は、ショックを受けたことで、相当落ち込んだ。自分の解釈が、誤解であってほしいとどこかで願っていたが、どう考えても、そこに落とさざるを得ない。もう、いいや、と思うところまで行ってしまって、さすがに能天気な私でも(かなりポジティブシンキングらしい。)、もう、どうなってもいいやっとなった。しかし、昨日、新たなものの見方を教えてくれる人がいて、目から鱗とはこのことか!?と悟りを開き、お昼間までの大騒ぎはどこへやら、またまた生きる力いっぱいの自分に戻ってしまった。
いいじゃん!たくさん恥ずかしいこともしてみよう!せっかく自分の身に起こった出来事を、自分の力で、と言っても、いつもみんなが助けてくれてきたわけだけれど、何とかいい方向に持っていけるよう頑張ってみよう、と思えるようになった。
フランクルの言うように、人生に意味なんてない。人生の方が我々に意味を問うている。ならば、私が意味をこたえよう。そう、答えて見せよう。何年も答えを出そうと必死だった課題に、取り組んで、まるで数学の問題を解くように、きれいに答えを出してみよう。思い切り美しく、数学の世界のように答えを完成させよう。
そう言えば、数年前にシェークスピアの講座を受けに行き、『ハムレット』が取り上げられたことがあった。その時、あの有名な一節に、改めて出会うことになった。「To be, or not to be, that is the question.」。problemではなくquestion。まるで、自分に突きつけられているように思えた。発見だった。抱えているproblemなんかじゃない。解かなければならないquestionがあるんだって。
それにしても、よく笑われるのだが、仕事と、自分の抱えている悩み事とは、どこかで分けられていて、後で話すと、人に、「ウソーっ!そんなこと、あったん!?」と言われる。そうそう、ホームパーティーは開くし、新しい勉強は始めるし。よく指摘される。悩みは悩みで横に置いとけるねんな、って。