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お詫び


 今日、珍しく、お詫びを言ってきました。お詫びは、悪いと思えば誰にだって、いつでもしますが、そのお詫びを言った相手が問題です。よくもそこまで言うわ・・・、といつも思っているのですが、まず私が唯一八つ当たりできる人です。ほかの人には八つ当たりされても、たぶん八つ当たりなんか絶対しないように、めちゃくちゃ気を付けているのに、なぜか、ほぼ安心して八つ当たりするは、大騒ぎするは、ときどき大泣きするは・・・。もっともっとひどいこともしてきました。なんでだろう?と同僚と仕事の話をするためにお茶していたとき(それはとっても不名誉な打ち明け話だったのですが。)、言ってみたら、そして、ときどき思いっきり意地悪したくなる、と言ったら、「それは、甘えているんです。」って指摘されてしまいました。私、甘えられるの専門と違うのん?

ちなみに、たぶん、何かに価値観が違うような気がしていて、その人を嫌いでないことは、私にとっては、長年の謎なのですが(ちらっと聞いた趣味なんかから判断すると。)、そのことについても、彼には、「どんな本が好きか、とかどんな音楽を聴いているか、とか、そういうことって、本質的な好き嫌いに関係ないと思います。」と言われ、はあ?と思う始末。

実は、言葉で表せないことが苦手な私は、それが困っているのです。説明のつかない、嫌いでないということが。おまけに甘えているだなんて!ちょっと打ち明け話をすると、私にとっては、血縁関係はないにしても、なんだか、昔可愛がってくれたいとこのお兄ちゃん、みたいな感じです。

 私には、すごく可愛がってくれたいとこのお兄さんがいます。このお兄ちゃんは、優等生ではないし、勉強もあまり好きではなかったのですが、めちゃくちゃ性格が好きでした。もう一人、ものすごく可愛がってくれたおじさんは、数学の教員免許を持っていて、私と同じ教員志望だったのですが、家業には自分も必要と思ったらしく、教師になるのをあきらめた人です。すごく温かくて、人が大好きでした。このいとこのお兄ちゃんとおじさんの性質を、息子が引き継いでいるように思っていたのですが、どうでしょう。私は、温かい人が好きで、実は、勉強の出来不出来も、職業も、なんでもいいから、温かくて、器の大きい人が好きです。それにちょっぴり正義感もありながら、まあ、許しといたろかー、みたいな懐の大きな人はもっと好きです。

今は、距離的に離れていて、頼ることもできないいとこのお兄ちゃんは、私が生まれたとき、それはそれは可愛かったようで、ぶどう狩りに出かけて、お昼寝をしているところの写真が残っているのですが、まるで子豚のようにコロコロした私を抱きしめて、嬉しそうにしているのです。考えてみたら、いろんな人に可愛がって育ててもらったのだなあと思います。

話は元に戻って、いつになったら、謎が解けるのでしょう?

八つ当たりできたり、プンって怒ったりできるのはなぜだろう?いい加減大人なんだから、一回ちゃんと反省しましょう。反省はしているのです。ちゃんと。でもね、私には珍しく、やってしまうのです。 

で、謝ってみたら、「なんのこと?」と言われ、挙げ句の果てに、「僕は、そんなこと言われ慣れてるから。」あー、なんて大変な職業なんだ!?もしかしたら、相手が偉大だからできるのかもしれませんけどね。

同じ仕事をしていらっしゃる先輩も同級生も後輩も、みんなそんな苦労をしていらっしゃるのでしょうか?やっぱり私には絶対できません。

その点に置いてだけは認めますから、どうぞ許してください。誰に許しを乞うているの

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