大好きな歌
かなり前に、ドラマの挿入歌で、また聴きたいなあと思っていた曲ありました。本当に好きな曲でした。最近になって、なぜかその曲の名前を知り、よく聴くようになりました。眠る前、ベッドから起き上がるまでのひととき、そして、教室での指導の前などに、聴くのです。
さあ、これから大仕事、の前に聴くのはラベルの「ボレロ」。いつも自分自身を奮い立たせなければならないときのテーマ曲、でした。
こんな穏やかな曲を聴いて仕事始めるだなんて、年を取ったのでしょうか?
Breadの「if」です。
曲を聴いて、いいなあと思っていたのですが、なんと詩も素敵です。日本語訳は本当に味わい深いけど、英語でも素敵。男心を歌った歌のようですが、「離れていても、僕は君のそばにいるよ。」だなんて、どんな男性なのでしょうか?私好みの骨太の男性ではなさそうですが、体はでっかくてもロマンチストな男性を知っているので(かなり若い、いえ幼い。)、意外に男性の心は、こういうものだったりして・・・。
日本人女性シンガーの曲で、大好きな曲があって、カラオケでは絶対に歌うことに決めている歌があるのですが、こちらは女性の気持ちを歌っているはずですが、かなり重い感じがします。でも大好き。
なんだか決意に満ちていて、芯の通った女性のようです。
薬師丸ひろ子さんの歌「赤い花 青い花」という歌を、予備校の、センター試験の激励会のスピーチの折に歌ったことがありました。この曲は、あまり有名ではなさそうで、よく、その歌、なんていう歌?と訊かれます。この歌の、どの部分に、私が一番言いたいことがあるかがわかったら、読解力があると認めてあげましょう、なんて言っときながら、答えは出さずにいたのですが、今、この場を借りて。「乳飲み子だったあなたが見たい。きっと優しい腕に抱かれて、汚れ知らない手を差し伸べて、希望をギュッと握りしめてた。」です。
愛する男性に、乳飲み子だったあなたが見たい、なんて、それはそれで素敵だけれど、その時の私は、希望を持って試験に臨んでほしかったのです。図体の大きい予備校生相手に、「乳飲み子だったあなたが見たい。」だなんて、気分は母親ですね。
母親はみんな、わが子を抱いて、慈しみながら、何とかこの子が幸せな人生を歩いてほしいと願うのだと思います。どうしたって苦しいことに遭わずに済まてあげることなんてできない。苦難が、わが子を強くしてくれるのだとは思いながらも、やはり苦労はさせたくない。いろんな矛盾を抱えながらも、とにかく幸せを祈って育てるのです。
大切なお子様をお預かりしているのだなあ、とよく思います。
昨日、優しそうな、まだ幼さの残る可愛い男の子のお母様と面談をさせていただいて、大切な大切なお子さんなんだなあ、としみじみ思いました。
まだ小さいとわかりやすいですが、そんなの大学受験生だって同じです。親が子供を思う気持ちは同じです。
ついでに言いたいことがあります。お預かりしているお子さんが、親御さんを思っているのも同じ。予備校でも、教室でも、親御さんの負担を思いやっている生徒の言葉を何度聞いてきたことか。その言葉、お聞かせしたいわね、なんて、何度言ったことか。お互いに思い合っていながら、顔を合わせると、なんだか、なんて話、何度聞いてきたことか。まるで、男女の仲と変わらないではありませんか。