責任
夏期講習の時期が来ました。
生徒さん一人ひとりに合ったプランを立てるのにあたふたして、でも、どこかでお金のお話をするのが重くて、先延ばしにしていた感じもあって、なんだかスローペースで、進んでいました。
ようやくみんなに合わせたプランをご提案し、ほぼ全員通常授業とともに夏期講習を受講され、夏の学習を強化されることになりました。今、時間割を組むのに必死です。
受験生でなければ、適当に一応お話しはしてみるけど・・・、という感じで、受験生にかけてしまいがちなのですが(間違っても、私自身が受験指導、特に大学受験指導が好きだからではありませんが。)、今年はそうもいかないなあ、ということに途中で気づいて、いろいろ考えることになりました。
私の気持ちはなんだか揺れに揺れて、大変でした。
だって、結構な金額になるし、責任はあるし、でも、結構この夏勝負!ではあるし・・・。
それで、一応お話ししておかなくては、後で後悔することになってはやはりそれはそれでよくないし・・・。
特に思うのは、中途半端になってはいけないということ。
ここで妥協して、国立に行けるところが私立になるのなら、浪人して、予備校に通うのなら、今、受講しておいてもらった方が、結局、経済的にも効率的になります。高校受験なら、今、受講していただければ、まず志望校に届きます。でも、親御さんの負担を考えると・・・。どうしよう・・・、となるわけです。
ぐるぐるぐるぐる・・・。でも、それってプロじゃないですよね。
きちんとお話しして、納得して通っていただいて、教室にいる時間だけではなくて、充実した学習ができるように、そして、先の見通しをきちんとお話しするのがプロというものです。
それに冬からだと、やはり、現状の成績を維持するのがやっと、ということになりかねません。
おまけに、今年は私自身、中学だけではなく、大学受験でも、国語、英語、数学、社会を指導し、理科は、O先生が指導されます。ことによっては、途中で、ほかの仲間にも加わって、指導していただかなくてはならなくなるかもしれません。それに、仮にほかの教科はお願いできたとしても、国語だけは、ほかの誰にお願いできるなんていう教科ではありません。
というわけで、指導についてはワクワクしながらも、実務面で、大揺れに揺れていました。
教科指導では、楽しくて、数学の問題集を買って、研究はするは、社会の得意な分野を深められるは、英語はもともと好きですし、国語は、いつでもなんでもござれです。楽しいったらありゃしない!状態ですが、実務の面が、ね!困った奴だ!
最近知ったのですが、社会は、できるだけ経済活動を守ろうとできているそうで。そしてそれは、経済社会に資する、つまりは国民の経済生活を円滑にするためだそうです。
松下幸之助さんの言葉が身に染みます。
「商売は、私事ではありません。」
そして、続きに私。
「教育は、(もっともっと)私事ではございません。」
きちんと経営しなければ、教育活動はできません。