ちょっと浮気?だから、専門の話。

March 29, 2015

 

最近、自分が浮気をしているような気がしています。操を立てているのは・・・。専門教科国語に対してです。

 

国語は、私にとっては絶対的存在。もう一生、切っても切れない仲です。ほかにどんな勉強をしようとも、絶対に離れられない関係。なのに、なのに、なのに・・・。

 

英語や社会を教えるのは、まあ、ちょっと気の合うボーイフレンドと楽しくやってる感じ。でも、これが、数学、理科になってくると・・・。楽しんでいる自分が、なんだか、ひどい奴に思えてきて、胸のあたりがモゾモゾし出します。図形が大好きになって、代数で何とかまとめて・・・。たしか、昔、数学苦手だったような・・・?

という話を仲良しの中2のK君にすると、「その感じ、わかる!」

なんであなたがわかるのよ!

 

で、少し、国語的専門的なお話を・・・。

私が、国語の教師として何が一番得意か?

たいてい、「古文!」と言われて、なんやら女性らしいイメージやんか!と思います。まっ、悪い気はしないわね!

漢文に登場する男性の気概や、生きる意志は、もうカッコよくて、センター試験に登場していた「あの人ね!」レベルのお知り合いもいます。自分の子供の命名も、思わす知らず、荘子の斉物論から取っていたり、老子の考えと一緒やんか!みたいな名前になっていたりして、何年も経ってから、愕然としていたりします。

が、しかし、私のもっとも得意とするのは、評論です。評論を語らせたら、もう、乗って乗って乗りまくって・・・、もっと難しいの、語らせて・・・、状態になります。難解な、評論、大好きです。文章を、ズバズバ切って、分析し、あるいは、あれやこれや参考になる話をして、最終的に解答に導いて、余は満足じゃーとなります。

かと言えば、小学校の国語の教科書を読むと、こんなお話を読んで育ったら、日本の子供たちが、悪い人に育つわけがないじゃない!と感動してしまいます。国語って、素晴らしい教科だと思います。

 

日本人の一番の宝物は、日本語。かつてドナルド・キーン(キーン・ドナルド?帰化されましたよね?)先生が、おっしゃったそうですが、わが日本文学の素晴らしさは、日本人が誇ってもいいものだと思います。

かつて、プライムタイムという番組の中で、キャスターの方が、ドナルド・キーン先生に、読んでおくべき日本の古典は?という質問をされまして、先生は、「『源氏』は、もちろんですが、もっとなじみやすいところで、日本人というものをうまく表している作品と言えば、『徒然草』でしょう。」というようなことをお答えになっていらして、何とも複雑な想いをしたことがありました。なぜ、日本人の私たちが、ドナルド先生に、こんな質問をしなければならないのかなあ?と思ったのでした。

話はぴょんぴょん飛んで、小泉八雲の作品の中の女性の気持ちに、私はやたらと共感するところがあって(たとえば、『心』の「きみ子」、『怪談』の「お貞」。まだまだいますが。)、外国人だからこそ、逆にわかることもあるのかなあとも思ったりします。

そして、日本文学特有の短詩型文学。百人一首をはじめ、和歌や短歌の授業をして、生徒がつまらなさそうにしたことはありませんでした。我々日本人のDNAには、物事を、五七五や五七五七七にまとめ上げて表現する習性が組み込まれているに違いないと確信させられる場面に、何度出くわしたことか?!

そして、そして、そして、私が愛する男性は、山上憶良と白楽天。生徒にしっかり覚えさせておいて、

時折、「私の愛する男性は?」と訊き、きちんと「白楽天!」と答えさせては、指導が行き届いているわね!と満足するのでした。

お読みいただいてありがとうございました。

これで少し、浮気疑惑から解放されそうです。

 

と言いつつ・・・。

私は、ドストエフスキーとシェークスピアも大好きです!やっぱり浮気!?

 

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