自分を変えようという必死な思いについて
心理学関係の本には目がない私。
この本は、本当に病院での待合でサラッと読み始めた本なのですが、正直、あっという間に、とはいえ、たいていほかの本と、マルチタスクよろしく、数冊同時並行に読んでいるのですが、その一冊は、文章の書き方の本、もう一冊は、ある私立大学の躍進についての本(これは受験生の私立受験校選びに役立てるため。)、そしてこの本。あと、経営書は飛ばし飛ばし必要なところ。そして文学書が一冊くらい入ります。
心にすっとなじむ本がありますが、この本はまさにそういう本でした。
大学時代からずっと、心理学関係の勉強は続けてきました。
文学部は自由だったので、心理学関係の講義は、まるで心理学が専門の学生のように受講していました。
娘時代には自分の心が知りたくて、そして子育て時代には、小児精神科医の先生の本、そして、全般的な心理学関係の本から
最近では社会心理学や、哲学関係、経営哲学の本などあれこれ読んでいます。
いつ読んでも目から鱗なのはドラッカー。知の巨人ですが、経営者をしながら、ドラッカーを読まずにはいられません。
私の好きな言葉に、
利益というのは、社会貢献の指標である。
というものがあります。
だから、私がちゃんと適切な仕事をしていれば、利益が出るのでしょうし、もしそうでないことがあったとすれば、何らかの方向であれこれ考えるべきだということでしょう。
それに、先日も、チェリー・カフェについての話として、
○○のプレミアのお茶がおいしいんですよ!
と生徒に聞いたのですが(彼は別にそのお茶を買ってきてほしいと言っていたわけではありません。プレミアでないのでも十分おいしいと考えていたようです。(笑))、
今のお茶でもいい?そういうところにお金を使うんだったら、違うこと、例えば教材とか、あなたたちにもっと役立つためにお金が使いたいのよ・・・。
と言ったら、納得してくれました。
子育ても同じだと思うのです。
子どもたちはあれこれ問題を起こしてくれたり、ちょっとした悩み事も持ち込んでくれます。
そういうときは、きっと何かを気付かせてもらっているのだと思います。
あるいは、もっといい方向があるよ、という具合です。
最近、この本を読んでいて、私なりに固くなってしまいそうな心を柔らかくすることができたというような経験をしました。
かつてチェリーに在籍してくれていた講師の先生は、
チェリーでは、問題になりそうなことがあっても、そのことが柔らかく発展していくのが不思議でした。
と言ってくれていました。
いろんなことがありました。
コロナ禍を経験したことが、やはり大きいのか、社会の雰囲気が変わるということが大きいのか、なぜか最近の世の中が、どこかギスギスしたものに思えてきていました。
でも、先日、ああ、固くなっていたのは私の気持ちだなあ・・・、と気付くことがありました。
どうってことのないことでしたが、相手のいつまでもしつこい言葉に対し、私は、あまりのことに、法律的な、そう、民法的な言葉でやり込めてやろうかと思っていたのでした。
互いに金銭的な損失が出たわけではない、誠にどちらにも責任のない、いわゆる善意無過失な問題に、
○○してくれていれば・・・。
○○してくださいねえ・・・。
○○できなくなるんでね。(その、○○したという事実がないのに、いったいどんな因果関係があるのか?)
法律を持ち出すとき、それは相当感情的にヒートしているときだと思います。もしくは金銭関係的に片づけなければならない。
今回の件は、感情論のようでした。
なんでそんなに感情的になるのかわからない。
でも、ちょっとだけ、私もこの本にあるように、箱の外に出てみようと思ったのです。
誰にでもそういうことがたくさんあるものだと思います。
特に家族関係。
夫婦や親子。
それ以外にもたくさん。
自分だけで思い悩んでいることも大事です。しっかり考えるということはいいことです。
でも、誰かに相談したくても、利害関係があったり、あるいは感情の行き来がある相手ではなかなか難しいものがあります。
そういうときに、もしもお役に立てるのであれば、チェリー・ブロッサム併設の相談室「しあわせるーむ」にどうぞ。
私は何の資格もありません。
でも、ある人に言われたのですが、
先生は、資格持っちゃいけませんよ。
縛られることが多くなるから・・・。
自分の経験や知識から自由度をもってお話をお聞きしたいと思っています。
私の人生経験と知識をすべてフル動員して、お話をお伺いします。
そして、ご自分の勉強に必死な人にはつい優遇してしまうように、ご自分の人生について真剣な人には当然贔屓します。
いろいろな面でご相談に乗りますので、関心のある方は、どうぞ使ってみてください。
などと、今日、最初、そんなこと全然考えていなかったことを書いてしまいました!(笑)
というのも、今日のお昼は、卒業生のお母さまと教室でお茶をしながら、おしゃべりしていて、楽しかったからだと思います。
私の悩みも聞いていただいていました。
素敵な子育てをしているお母さまです。
みんな子どもを思う気持ちは同じです。
何とかしあわせになってほしい。
そんな気持ちを、どこかで柔らかくする場所があってもいいと思います。
私の子育て時代の願望化だったのかもしれません。(笑)
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