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寒波のおかげでありがたくなってしまったこと。




寒波到来で、日常生活のあちこちに影響が出ている。

朝起きて、お湯が出ないのにはびっくりした。

おまけに洗濯機のお水も出ない。

だいたい、面倒くさいなあ、と言うこと自体がが嫌いなので(人間関係に対しては、「面倒くさいなあ。」とよく使うけど。)、これも工夫だと思って、あれこれ対応を考え、対処する。

時には力業か?というような勢いで、対処する。


ところが、お湯が出たり、お水が出たりしてみると、その時の晴れやかな気持ちったらなくて、いつもありがたい生活をしているのだなあ、と気付かされる。

なくては不便。でも逆になくなってみたら、とんでもなくありがたいことだったことがわかる。

今回は、普段ありがたみがわかっていないだけに、余計にありがたかった。


こういうことって、結構たくさんあるのだろうなあ。

家の中のあれこれが機能しなくなったら、それこそ外に向かって対応策を考えなければならない。例えばコインランドリーに行かなければならないかもしれない。

ありがたみを知るために、時には不便さを経験するのもいいことかもしれない。

長期にわたると、それこそ疲弊するかもしれないけれど。


人もそうかもしれない。

いなくなって気付くことの多さ。

それまではその人との関係性の良くないところばかり目についていたのに、その人が少しの時間でもいなくなると、たちまち困ってしまうということ。

主婦の仕事の大半は、気付かれないけれど、それがなされなければ、いきおい、みんなが困り出すというような性質のものだ。

もう少しありがたみというものを感じ、もう少し、一つ一つのことに心を込めていきたいものだ。

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