切り替えが早くなる方法として
今日の数学の時間に、凡ミスを見つけたので、みんなに話した。
ケアレスミスをなくす方法。
それは、言われたら、すぐに動くということ。
私が、ある問題を解いている途中で、あ、これは、全員に伝えておくべき問題だなあ、と思ったので、みんなの注意をこちらに向けた。
ある男子が、そのまま自分が取り組んでいた問題に向かっていたので、ちょうどいい機会だった。
切り替えの速さ、数学の正確さ、仕事の速さ、正確さなどすべてに通じる、かつて教えていただいたこと。
すぐにする、ということ。
気持ちを、すぐにそちらに向けるということ。
今解いている問題に集中したい気持ちはわかる。
でも、ひらめきが大事な数学において、切り替えは重要である。
何か用事があったらすぐにしてきて、また机に戻った方が、集中力も増す。
すぐに戻ってすぐにそれに集中する方が能率がいい。
よくコンピューターに喩えられる。
新しい情報をすぐに取り込んで、それでどんどんバージョンアップしていくようなものだ。
ちょっと待って!を言わないようにすることの大切さ。
時代錯誤だと思われるかもしれないし、状況によっては、また変わるのではあるけれど、とりあえず、教えてもらっている人から、あるいは目上から、○○しなさい、という指示があったら(これは私が指しているのは、学校の先生であるとか親御さんについてなのだけれど。)、即行動に動くようにするだけで、凡ミスもなくすし、勉強の効率も良くなる。
それから、ある有名な進学校の先生方もおっしゃっていたことだけれど、お手伝いをする子は伸びる。
これも賛成である。
親御さんから何か頼まれたら、すぐにするのよ・・・。
その言葉に腹立てたら、その晩一晩、あるいは次の日一日中、腹が立つでしょ?
すぐにしたら10分で済むところが、その何倍も時間が掛かるのよ。
それから、雑用ができる人は、仕事ができるし、仕事も速いし、効率いいのよ。
と話した。
授業が終わって、
ある生徒に、
そこにあるお盆、取って!
と言ってみた。
普段、何事もすぐにはしない生徒が、さっと即座に動いて、渡してくれた。
ああ、指導が入った。思いが伝わった、と思った。
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