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今日は私の記念日、いや娘の誕生日。


今日は、記念日である。

そう私の。

私がお母さんになった日。

なんて言うのも、その1年ほど前は、一生ここで働くのではないか?という顔をして高校で働いていたので(結婚はすぐ先に決まっていたけど。)、そんな自分が、すぐに子どもを授かるとも思っていなくて、1年後に母親になっているとも思っていなかったので、だから記念日。

結婚式は、正直自分にとって晴れの日、というより、仕事を終える最後の行事に近かった。

退職して、結婚式までの数日間は、多忙を極め、披露宴さえ終われば、新婚旅行に行って休める・・・、と踏んでいた。

いや、新婚旅行はもっと忙しかった。

なにせ相方はスケジュール魔。

暇なくあれこれスケジュールを入れる。

トホホであった。思惑外れ・・・。


そんな私が、1年もたたないうちに、可愛い娘を授かった。

これがなんとも女の子らしい子だった。

仕事人間の私(だと思っていた。)が、娘と対面した途端、絶対こっち取るわ!というほど出産は、感動的だった。

それを自分がやってのけることができたのだ・・・。と思ったし、太古の昔から、女性はこういうことを経験してきたのだな・・・、とおかしな感慨に耽ったりした。

子どもが産めるということだけで、仕事一筋になりやすい男性よりも、生まれ変わっても女性に生まれたい・・・、と思っている。


育てやすい子だった。

食欲旺盛で、いつもうふふうふふと笑っていて、ご機嫌で、あまり泣きもしない。

この子、用事のある時に呼ぶためにだけ泣くねんな・・・、という感じだった。

地元でお宮参りをしたときも、抱っこしている母が、神事の最中、娘をゆすってあやしている。

そばで見ながら、てっきり泣きそうなのを一生懸命あやしているのだと思っていたら、神事が終わって、母に聞くところによると、なんとまたもやうふふうふふと笑い出し、おまけにおしゃべりしそうで、母は、神主さんに聞こえてはならぬとばかりに、なんとか声を出させないように気をつけていたらしいのである。


象徴的に、

別に何があったって軽いわ・・・。余裕よ!

とでも言ってるみたいに。

おばあちゃんは、この子、内面の力が身体に表れてるような子やなあ・・・。

と言ってくれた。

むかし文学少女だったおばあちゃんからの、なんとも言えないいい表現をもらって、嬉しかった。

強い、というのは、小さいときから、私の友人たちにも言われていた、娘を表す言葉だった。

あの子、赤ちゃんの時から強かったもん・・・、と言われたこともあった。

確かに粘り強い。

親だから、降ってくる困難を、つい親が取り除いてやりたい、できるだけ苦労させまい、と必死だったこともあったけれど、自分に起こることは、しっかり自分で乗り越えようとしていたこともあった。

私だって、学校でイヤミ言われることもあるよ。でもね、生きていくにはそういうことも大事なことだと思うんだ。

小学校3生の時、私がきっと何か言ったのだろう。

自分が言った言葉を覚えてもいないのに、娘に言われた言葉だけは覚えている。


転勤もあったので、小学校は3つ通わせた。

あれこれいろいろあったようで、私などにはわからない苦労があったことを後で知った。

それに優しい子なので、それをいちいち私に報告はしなかったようで、今でも申し訳なく思っている。

それでも、母親なりに気づくもので、ずいぶん心配もした。

ただ、娘は、ここぞというときにはこっそり私に打ち明けてくれた。


小学校1年生の時に、担任の先生に言われたという、ちょっと胸ふさがるような言葉を言ったので、先生にお電話して事情をお伺いし、謝ろうと思っていたら、

普通、そういう、自分に都合の悪いことは、子どもはお家では話さないんです。それを言ったなんて、そういう親子関係が築けているということですね・・・。

と逆に褒められた。

ひどいときには、お友達といたずら?をして(これはどうも、巻き込まれた感があったようだが。)、

うちのママは正直に言ったら許してくれるから、ママに相談しよう・・・。

と言って、助け舟を出さされた。

要するに、お友達としてしまったことを、相手のお母さんに、うまく伝えさせられる羽目になってしまった。

この、いたずらをしておいて、ママに相談しよう・・・。

って、私、友達じゃないんだからね!

とおかしな気分になった。


子育て時代にはあれこれいろいろ学んだ。

私が娘のような若い娘だとしたら、今の時代に、結婚を選択できるかどうかわからない。

私たちの時代には、ある種の強制力が効いていたとも思うし、だからこそ早めに結婚もしたし、早めに出産もできた。

職場の先輩には、

なんで、そんな若い身空で・・・。

と言われたし、自分でも、もっとゆっくりでいいと思っていたし、何なら、ずっと一人で仕事をしても・・・、と思っていた。

でも、娘と出会えたのは、娘と授かったのは、あのときに結婚したからのことであるので、私は本当に良かったと思っている。

苦労がなかったわけではないけれど、子育ては本当に楽しかったし、毎朝会えることが本当に嬉しかった。

息子が生まれたときは、夫が出勤し、娘が幼稚園に行った後で、息子に食事をさせながら、

今日も会えたねえ・・・。

と同じ家に住みながら、毎朝一緒にいられる喜びを嚙みしめていた。

寝ていても可愛いけど、早く起きないかな、とも思った。

仕事人間だとか言いながら、どうも結構母性本能は強めだったようだ。


経済的に自立して、一人で生きていくのもいいだろう。

それでも、やはり子供を産むという経験をさせてやりたい、と思うのは、ちょっと身勝手というものだろうか?


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