人とのつながり
人生の中で引っ越してきた回数を数えてみて、びっくりしてしまったことがある。
何度段ボールに荷物を詰め、そして引っ越した先でご挨拶して荷物を片付けてきたことだろう。
段ボールをきれいに片づけた、その2か月後にお引越し、ということもあった。
計画性があるのかないのかわからない。
むしろ、引っ越すことが良いことにつながるので、そのことを思いすぎないようにと思い、引っ越さない、と決めたら、突然引っ越すようなことになったりもした。
札幌時代、もう、本州には帰らないのではないか?と思い、同じ建物から別の部屋に引っ越したとき、まるでそこにいつまでもいるようなつもりで生活をし出したら、あっと言う間に引っ越すことになった。
まるで引っ越すことを考えないようにしているようだった。
そういう、執着していると、自分の力で何とかなることならいいけれども、そうでないことであるなら、一時底にはまり込むことが一番いいことになるような気がする。
その場が嫌だ嫌だと思っていても、どこかに行けるわけではなくて、いっそ、その場で一生懸命やってみたら、その場所が一番素敵な場所になる、ということはよくあることだ。
何かの執着を捨てると、何かが入ってくるのかもしれない。そんなことを考える。
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