ほうじ茶を入れてもらって、そのお店のコンセプトを理解する。
昨夜は、いつもより一時間早く終わる日だったので、最近、毎日出勤で、ちょっとは休んだら?と言われていたので、まあまあ、ということで、焼き鳥屋さんから温泉という、ちょっと気分転換第二弾に出掛けてきた。
その焼き鳥屋さんは、私が見つけた、素敵な焼鳥屋さんで、それも入ったのは、ある用事を済ませるために、時間をつぶさなくてはいけなくて、しかも車は使えない・・・、ならばそこから徒歩圏内で、ちょっとお食事を兼ねて何かいただけるところはないかか?ということで、一人で入った。
私は一人でお食事など何でもない。が、金沢で止まったホテルでは、女性が一人でお食事、となると、だいたい職業がわかる、とのことである。学会か経営者。
それはさておき・・・。
そのときに、私など敷居の高い焼き鳥屋さんかと思っていたら、結構気軽に入れそうだったので、それから3回目。
相当たくさん頼んだつもりだったのに、今回もびっくりするような感じにリーズナブル(このリーズナブルの使い方は、少し失礼な気がする。)。
それよりも何よりも、何度か店員さんと目が合ってしまったほど観察して感動したのは、私はお酒が飲めない(絶対にのめないのではなくて、飲みたいと思えない。飲むと大変なことになる。いや、あばれるのではなくて、身体がしんどくなる。)ので、ウーロン茶でビールに化けさせるか、できれば熱いほうじ茶があらまほしい。
でも、ウーロン茶なら、きちんとソフトドリンク扱いではあるが、ほうじ茶は、そうでもないので、ちょっと申し訳なくなる。
でも、こちらの希望をお伝えすると、きちんとお湯からお鍋で沸かしてくださり、一回一回茶葉を変えてくださって、少し時間が掛かるというものの、おいしいほうじ茶を出してくださった、らしい。
なぜなら、一回目は見ていなかったから。
二回目に頼んだときには、その状況を隈なく見ていたので、お兄さんと目が合うこと数回。
私はお会計の時にお礼を言った。
焼き鳥がおいしいのは言うまでもないけれど、そのおいしさは、忘れてしまうかもしれない。
でも、ほうじ茶を入れてくれた時の感動は忘れない。
ビジネスというのはこういうものだ。
誰かの心に残り、それが、その人の毎日を潤すもの。
おいしいだけで勝負はできない。
そういう心遣いがあるから、このお店は素敵な雰囲気なんだなあ・・・、と思わされた。
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