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ある種の葛藤 Part2


今日、やっと今年度の受験指導が終わった。

最後の最後の生徒を見送った。



教室に入ったら、一度入塾したら、守り抜くつもりである。

好き嫌いはなくす。絶対。


ただ、信頼関係がなくなるようなことをしたら、私は、無理になってしまうこともある。

身体も気持ちも動かなくなる。


ただ、生徒を信じることができさえすれば、私は、指導ができる。


ああ、なんとかなった、と思っている。

教師でありえた、と思っている。


それと、自分の限界を見据えないのは、傲慢だなあ、と気付いた。

なんでもできる、なんて思ってはいけない。


受験生の合格したい、という気持ちと、あれやこれやの中に、私たち教師は存在しているのだから。

機縁あって、出会い、指導される側とする側として対面する。


今のこの子にはこれがいい、あれがいい、となんてことない顔しながらも考えてきた。

そのプロセスを、本当に懐かしく思い出している。


明日で、今年度のすべての受験が終わるんだなあ・・・。

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